トロロッソ・ホンダは、F1ハンガリーGPの予選で、ピエール・ガスリーが6番手、ブレンドン・ハートレーが8番手。予選直前の降雨、刻々と変わるコンディションを乗り切り、今季初めて2台ともにトップ10入りを果たした。第12戦ハンガリーGP2日目、P3と予選が行われた。ハンガロリンクは朝から好天で、強い日差しの下に気温は上昇。正午から始まったP3は、開始の段階で気温28℃、路面温度53℃のコンディションとなった。
トロロッソ・ホンダの2台は、ウルトラソフトタイヤで走行を開始。1セット目のアタックで、ピエール・ガスリーは1分18秒682、ブレンドン・ハートレーは1分18秒863をマークした。セッション終盤、2台は新品のウルトラソフトタイヤに交換してコースイン。ガスリーが1分18秒139、ハートレーが1分18秒252とタイムを伸ばした。このセッションでは、ガスリーは22周を走行して10番手、ハートレーは19周を周回し12番手となり、予選に向けたセットアップを進めた。予選開始直前に天候が急変し、黒い雲に覆われたハンガロリンクには、雷雨が降り注ぐ。予定通り午後3時に予選が開始されたが、一部が濡れていた路面に対応してガスリー、ハートレーともにインターミディエイトタイヤでコースインした。しかし、雨は徐々に弱まりコンディションが回復し始めたため、2台はウルトラソフトタイヤに交換。セッション終了直前にベストタイムを更新した。ハートレーは1分18秒429で11番手、ガスリーは1分18秒577で14番手となり、そろってQ1突破を果たした。回復傾向と思われた路面でしたが、Q2が始まる頃にまた雨が強くなり、開始とともにウルトラソフトタイヤでコースインした2台はすぐにインターミディエイトタイヤに交換。徐々に悪くなるコンディションに対応して、早めにタイムアタックを仕掛ける。ガスリーは1分31秒286、ハートレーは1分32秒590をマーク。ここから雨は次第に強くなり、タイムを伸ばすことが難しいコンディションとなる。しかし、セッション序盤にタイムを出したことが功を奏し、ガスリーが5番手、ハートレーは7番手となり、今シーズン初めて2台揃ってQ3の進出を決めた。Q3は完全なウエット状態で開始。走行するクルマによってコンディションは少しずつよくなる状況の中、ガスリー、ハートレーともに、周回を重ねるごとにタイムアップしていき、ガスリーが1分37秒591で6番手、ハートレーは1分38秒128で8番手となり予選は終了。難しいコンディション下でタイミングよくアタックを仕掛け、チームとドライバーが一丸となって好結果を得た予選となった。明日の決勝では、ガスリーが3列目、ハートレーは4列目からのスタートとなり、上位進出を目指してレースに挑むう。F1ハンガリーGP決勝レースは、7月29日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。ピエール・ガスリー (6番手)「今日の予選はコンディションの変化が激しくて目が回りそうでしたが、結果には最高に満足しています!マシンを走らせるのが難しいときもありましたが、チームが準備してくれた素晴らしい作戦とタイヤによって、良いラップタイムで走ることができました。とても難しい予選でしたが、本当に楽しかったです!予選開始前に雨が降り出したとき、これはチャンスだと思いました。ここ最近の厳しいレース展開を踏まえると、今回の6番手グリッド獲得という結果はチームにとって信じられないぐらいうれしい結果です。全員の素晴らしい働きによって両マシンともにQ3へ進むことができ、今日はToro Rossoにとって最高に喜ばしい日になったと思います。ここはオーバーテイクが難しいサーキットなので、予選で良いポジションを獲得することが重要でした。レースでは他のマシンにそう簡単には抜かせません!マシンの調子も良いので、このまま引き続き集中して明日の決勝レースに備えたいと思います」ブレンドン・ハートレー (8番手)「状況の変化に対応するのが難しい予選でしたが、今日は初めてQ3まで進出できてとても嬉しかったです!Q3の終盤にいくつか小さなミスをしてしまい、ほんの僅かな差でピエールに届かず8番グリッドを獲得しました。チームの用意してくれた素晴らしい作戦と適切な指示のおかげで、予選を通してとても気持ち良く走ることができました。昨日から常に10番手前後のポジションをキープしていたので、今日の予選で両マシンともそれ以上の結果を出せたことは大きな前進だと思います。このコースは抜くのがとても難しいので、明日のスタートと最初の周をミスなく走る必要があります。先行車についていくような作戦となるかもしれませんが、このまま決勝ではポイント獲得を目指してがんばります」ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)「チームの皆にとって、今日はとても喜ばしい午後となりました!ここにいる全員と、ファエンツァ、ビスター、ミルトン・キーンズそしてHRD Sakuraにも、多大なサポートに感謝しています。このレースウイークを迎えるにあたり、ここハンガリーでは私たちのマシンの特性を考えると良い結果を出すことができるのではないかと思っていましたが、予選でまさか6番手と8番手を獲得できるとは想像していませんでした。今日のフリー走行3回目はドライコンディションでマシンのバランスを見ながら走行し、結果にも満足していました。完璧なラップはなかったものの悪い結果ではなかったので、予選では少なくとも一台はQ3に進出することができるだろうと想定していました。しかし予選直前の雨で結果的には『天国の扉が開いた』とでも言うのでしょうか。当初はスムーズな予選セッションを期待していたので、降り始めた雨にがっかりしていましたが、雨は結果的に功を奏し、チーム全員が素晴らしい働きをしてくれました。チーム全体で分かりやすく簡潔なコミュニケーションによって、共に協力し合いながら正しいタイヤのチョイスをすることができました。今日のような難しいコンディションの日は、チーム内でのコミュニケーションがとても重要で結果に作用します。我々のドライバー達はF1のこのような目まぐるしく変わるコンディションでの経験は少ないものの、マシンのポテンシャルを最大に引き出してくれたと思います。Q3では最後のラップが唯一のアタックラップとなる困難な状況だったにも関わらず、両ドライバーとも最高のパフォーマンスで走ってくれました。セッション終盤でピットストップを行ったときも、順調に作業できたのではないでしょうか。ガレージ内は両マシンのウエット・インターミディエイト・ドライタイヤが準備されて混雑し...
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