トロロッソ・ホンダは、2018年F1マシン『STR13』を2月21日(水)にフィルミングデーを利用してイタリアのミサノ・サーキットでシェイクダウンさせると報じられている。2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載するトロ・ロッソは、先週、STR13のシャシーがFIAの義務的なクラッシュテストに合格したことを報告している。
2018年のプレシーズンテストは2月26日(月)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタートするが、トロロッソ・ホンダは、2018年型のホンダ製パワーユニットを搭載するマシンのシステムチェックを行うためにフィルミングデーを利用して新車STR13のシェイクダウンテストを実施する。F1レギュレーションでは、シーズンにつき2日間のフィルミングデーが許されている。走行距離は100km以内となっており、タイヤはプロモーションタイヤが指定されている。ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップを開始した2015年のプレシーズンテストで複数のトラブルに見舞われて最初の4日間のテストでは124周しか走行できなかった。すでに3年の経験を積んだホンダが2018年のプレシーズンテストでそのような失態を起こすことはないかもしれないが、事前にシステムのチェックができることは安心材料となる。また、ホンダの2018年F1パワーユニットは前年コンセプトの“進化版”であり、最新型に不具合が発生した場合は、2017年型を搭載するというバックアッププランがある。トロロッソ・ホンダは、シェイクダウンの4日後の2月25日(日)にSTR13をカタロニア・サーキットのピットレーンで披露。翌日からプレシーズンテストに望むことになる。
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