マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるセビ・プヒョラーは、トロ・ロッソとのデビューシーズンにむけて準備を進める若きオランダ人ドライバーについてF1で共に働いた中でベストなドライバーだと称賛している。昨年、マックス・フェルスタッペンは、グランプリ週末のフリー走行で何度かトロ・ロッソのマシンを走らせ、冬の間のプライベートテストを経て、先週のヘレステストでは新車STR10を初めてテストした。
これまでマーク・ウェバーやラルフ・シューマッハ、ファン・パブロ・モントーヤと仕事をしてきたセビ・プヒョラーは、17歳のマックス・フェルスタッペンが他のドライバーより抜きん出ていると絶賛している。「彼はこれまで見た中で最高だ。ポテンシャルがあることがわかる。彼が今後、上がっていくことがわかるだろう」と2002年からF1キャリアをスタートさせたセビ・プヒョラーは述べた。「彼は結果を残す必要がある。常にポイント圏内にいるためにここにいる。彼には才能があり速い。しかし、速いこととレースに勝つことには大きな差がある。そして、レースに勝つこととチャンピオンになることにも大きな差がある」「以前のチャンピオンシップで上手くやれることを示してきたが、今は周りに大勢のチャンピオンたちがおり、チャンピオンの中でベストであることを示す必要がある。かなり短い時間で進歩しなければならない」セビ・プヒョラーによると、マックス・フェルスタッペンの管理と集中のレベルは他の若手ドライバーと一線を画しており、更に努力するためにすでにチームをプッシュしているという。「モータースポーツ、それどころかF1に10〜15年いるかもしれない人たちがいるが、彼らのプロフェッショナリズムのレベルは今のマックスほど決して良くならないだろう」「彼について非常に印象的なことは、彼がいかに自己管理しているか、いかに集中しているかということだ」「若手ドライバーの多くは遊びに行くことなど他のことも考えている。マックスはレースのことしか考えていない」「彼は一番になりたがっており、そのために全力を尽くしている。周りの人たちにも同様に努力してほしいと思っている。彼はエンジン部門の人たちをプッシュし、私をプッシュしチームをプッシュしている」