トロ・ロッソは、ジャン・エリック・ベルニュがフリー走行1回目の最初の30分間でしか使用できないタイヤを時間外に使用したとして、執行猶予付きの1万ユーロ(約139万円)の罰金を科された。今年からセッション序盤の走行を増やすことを目的として、ピレリはフリー走行1回目の最初の30分間でのみ使用できるプライム側のタイヤを1セット多く支給している。
しかし、ジャン・エリック・ベルニュは、この30分以外にそのセットを使ってコースを走った。だが、トロ・ロッソが“違反を認め、軽減のために努力をした”ために、同じ過ちを繰り返さないとの合意の上で執行猶予付きの罰金となった。スチュワードは「コンペティターが同様の違反を犯さない限り、ペナルティーは執行が延期される。もし違反が認められた場合は、その違反によって科されるいかなるペナルティーの権利も侵害することなく、即時支払いが義務づけられる」と述べた。「コンペティターは違反を認め、軽減の努力をした。事実を考慮し、スチュワードは違反が不注意によるものであり、その結果として得られたアドバンテージはなかったことを受け入れた。そういった事情により、スチュワードはこの違反に対する処分は執行猶予付きのペナルティーが妥当だと判断した」