トロ・ロッソは、F1ブラジルGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが4位、セバスチャン・ブルデーは14位だった。最終決戦を盛り上げたのは、間違いなくセバスチャン・ベッテルだろう。7番グリッドからスタートしたベッテルは、スタートで5位まで順位をあけ、ドライタイヤに履きかえたあとは、2位でマッサを追い詰める。その後、ピットストップで順位を下げるも、今度はルイス・ハミルトンを追い詰め、ファイナルラップではハミルトンをオーバーテイク。ティモ・グロックが後退するまでは、一時はハミルトンのチャンピオンを阻む存...
セバスチャン・ベッテル (4位)「難しい波乱のレースだった。4位という良い結果でシーズンを終えることができたので嬉しい。表彰台を願っていたが、レースではミスを犯さず、チームの努力にふさわしいリザルトを達成することができた。マッサ、アロンソ、そしてハミルトンと戦うことができて最高だった。本当に楽しかったよ!最後はコースアウトしないことだけを考えていたので、自分のポジションも分かっていなかった。そして、他のドライバーと同じようにルイスを抜くことに挑み、成功した。最終コーナーでティモを抜くことができたのは、彼がドライタイヤに苦しんでいたおかげだ。その時、ルイスは僕の後ろにいたが、レインタイヤに交換した最後のピットストップが終わるまでは、自分がどこを走っているのか確かではなかった。もちろん、自分が世界選手権の行方に影響を及ぼしているなんて気付いていなかった。どんどん暗くなっていったので、自分のバックマーカーが誰なのか分かりづらかったし、誰が自分の前を走っているのかも良く分からなかった。重要なのは5ポイントを獲得することができたことだ。素晴らしいシーズンだった」 セバスチャン・ブルデー (14位)「かなり良いスタートを切ることができてポジションを守ることができたが、ドライタイヤに交換してからは運転が少し難しくなった。ミスを突かれてティモに抜かれてしまった。フィジケラに追いつくことができたが、最終ターンを上手く抜けることができずにオーバーテイクできなかった。これで、他の選手に距離を縮められてしまった。ヤルノがオーバーテイクを仕掛けてきたのは問題はないが、彼がブレーキングのタイミングを遅らせすぎたために、僕は草地の上に押し出されて6つポジションを落とすことになった。ヤルノに僕のレースが影響を受けたのはこれで連続2回目だ。その後は渋滞から抜け出せることができず、いくらかグレーニングも出ており、ずっと最終コーナーがうまくいっていなかったので、攻撃を仕掛けることはできなかった。最後はチームが雨が強まることに賭けてエキストリーム・ウェットに交換した。そのためにインターミディエイトのクビサにポジションを譲ってしまった。最高の週末とは言い難いね!」 フランツ・トスト「ふたりとも良いスタートを切り、ベッテルは5位、ブルデーは8位にポジションを上げた。ベッテルは9周目に1回目のピットストップ。アロンソを抜くために第1スティントを短くしたが、これは成功した。しかし、2回目のピットストップはアロンソの方が遅かったので、抜き返されることになった。オープニングラップのセブの運転はとても良く、マッサをプッシュし、その後はアロンソを抑えてミスなく走り続けた。レース終盤彼の難しい路面コンディションの中で彼はハミルトンとグロックを抜いている。ブルデーは運悪くまたしてもトゥルーリと接触。これで、彼はポイント獲得のチャンスを失った。この数レースではスクーデリア・トロロッソは力強いパフォーマンスを発揮しており、その勢いが続くことを願っていた。このような形でシーズンを終えることになったのは残念だ。チームは今日も良く頑張ったと思う。戦略も効果的だった。ドライバーそしてレース及びファクトリーのチームメンバー全員に感謝する。また、レッドブルにも感謝したい。2009年を楽しみにしている」
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