2回目のプレシーズンテストが近づいているが、ルノーはまだ新しいV6ターボ・パワーユニットの全ての問題を解決していないようだ。1回目のヘレステストでは、特にレッドブルを含めてルノーのパワーユニットを搭載するチームは壊滅的な4日間を過ごした。だが、先週末、ロータスはE22のシェイクダウンテストを問題なく完了したと主張しており、ルノーは前進を果たしていると考えられていた。
しかし、ルノーのパワーユニットを搭載するもうひとつのチームであるトロ・ロッソの“プロモーションイベント”を使用したトラック走行でトラブルが多発したと報じられた。悪天候という条件ではあったが、ミサノで走行を行ったトロ・ロッソは、許可されている100kmのうち70kmしか走行できなかったという。イタリアの報道によると、ダニール・クビアトがステアリングを握ったSTR9は、ヘレスと類似したバッテリーとソフトウェアの不具合によって何度もストップ。昨年、ダニール・クビアトが同サーキットでテストをしたペースから大きく遅れていたと報じられた。