トロ・ロッソは、F1日本GP初日のフリー走行で、セバスチャン・ベッテルが8番手、セバスチャン・ブルデーが15番手だった。ベッテルがブルデーよりも上の順位。ブルデーは75周、ベッテルは53周を走った。いつもとは逆だが、これは午後のセッションでベッテルのクルマに油圧系のトラブルが発生したため。しかし、メカニックたちは素早く修理を終え、セッションの最後にもう一度彼をコースへと送り出した。
セバスチャン・ベッテルフリー走行1回目 7位 1分20秒121フリー走行2回目 8位 1分18秒761「昨年はずっとウェット・コンディションだったので、今日はドライで良かった。ここはセットアップに関しては最も難しいサーキットだ。ロングストレートと高速コーナー、そしてコーナーが連続する低速セクションが混在しているため、トリッキーなんだ。午後は長距離走行がやりたかったが、油圧系トラブルでできなくなってしまったのが残念だった。しかし、クルマのバランスは良いようだ。メカニックたちが頑張って修理作業を行ってくれたおかげで、セッションが終了する前にもう一度走ることができた。その時にバランスも確認できた。予選は大丈夫だと思うが、長距離走行をやってもっと走ってからレース用セットアップを決めたかった。でも、タイヤのことは分かった」セバスチャン・ブルデーフリー走行1回目 9位 1分20秒182フリー走行2回目 14位 1分19秒040「日本に来たのも初めてだし、このコースも初めてだ。コースはそれほどエキサイティングじゃないが、路面は凹凸もなくきれいに仕上がっているし、サーキットの設備も最高だ。本格的なコーナーは8カ所だけなので、コースを覚えるのはそれほど難しくなかった。でも、その後のコーナーが連続する部分がトリッキーだ。エントリーが激しすぎると最後につけが回ってきて、ストレートでタイムロスすることになる。だから、自分が一番の敵にならないように注意しなければならない。そして、ここがセットアップを難しくしているんだ。ロングストレートのスピードのためにダウンフォースは最小限に抑えたいところだが、コース最後の部分と2つの高速コーナーのためにはできるだけダウンフォースが欲しい。その辺の妥協点を見つけなければならないんだ。今のところタイヤに関してはうまくいっている。かなり性能の落ちが激しかったが、初日なので当然だろう。午後は路面のグリップが良くなった」
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