トロ・ロッソのテクニカルディレクターに就任したジェームス・キーは、F1に新しいV6ターボエンジンが導入される2014年はトロ・ロッソにとって大きなチャンスだと考えている。「2014年にむけて我々がやっていることは、完全に異なる開発の方向性だ。あまり多くキャリーオーバーできないからね」とジェームス・キーはコメント。
「トロ・ロッソはまだ小さなチームなので、来年との妥協点に注意しなければならない。実際には来年も前進したいが、2014年を妥協したくはない」「2009年のレギュレーション変更のときに見たように、2014年には多くのチャンスがある。慎重にバランスをとっていくつもりだ」今週トロ・ロッソで仕事を開始したジェームス・キーは、リストラ計画をまとめる前に、チームの作業を分析することに時間をかける必要があると考えている。2013年マシンの作業はすでに進行中だが、ジェームス・キーは、その競争力に影響を与えられることを期待している。「時期尚早だし、もうしばらく観察してみる必要がある。以前いたチームのように詰めていく部分はあるし、我々はどこに行きたいのか、そこにたどり着くために何をするべきなのか理解している」「詰めていく部分は同じだが、それはどのようなチームにいるかに依存する。パフォーマンスのために最も重要だと思うエリアでいくつかリストラが必要だと思う」「現行マシン、来季マシンのコンセプトをもう一度観察してみる必要がある」「来年フィックスできることはいくつかあるし、今年もメカニカル面やマシンバランスについてやれる時間はある」「空力の数値は少し作業が必要だが、それほど離れてはいない」ジェームス・キーは、トロ・ロッソの施設とリソースに驚いたと述べ、必要な投資によって、トロ・ロッソは発展できると確信している。「このチームを非常に小さなチームから本物のコンストラクターに成長させるためにここ3年間にわたってファエンツァに実施されてきた投資に感銘を受けた」「多くの資金は、すでにその出来事に使われた。特定の期間に費やしたいことはあるし、チームにもそれをしたいとの願望があるが、予算を調整しなければならない」「今後数年で何をするべきか、予算内で何ができるかについての計画をまとめているところだ」