ザウバーは、今年も新シーズン前に法律トラブルに巻き込まることになりそうだ。昨年のシーズン開幕前にはギド・ヴァン・デル・ガルデがザウバーを訴えて注目の的となったが、今年も同じような展開になるかもしれない。Neue Zurcher Zeitung は、エイドリアン・スーティルの弁護士が350万ドル(約4億1300万円)を求めた訴えを起こし、今週、チューリッヒ最高裁判所がそれを受理したと報道。
報道によると、エイドリアン・スーティルは、ギド・ヴァン・デル・ガルデと同じようにザウバーと2015年の契約にサインしていたという。ザウバーは、最終的にフェリペ・ナッセとマーカス・エリクソンをレースドライバーに起用している。だが、ザウバーは、エイドリアン・スーティルがシートを失ったのは、パフォーマンス不足、レースペナルティを科せられたこと、エンジンをストールさせたこと、記者会見でチームを公的に批判したためだと裁判所で主張すると報じられている。また、ザウバーは、エイドリアン・スーティルが約束していた約4000万スイスフラン(約46億8700万円)のスポンサーシップが支払われなかったと主張しているという。エイドリアン・スーティルとの法廷問題について、ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは「決定は手続き上の問題に関することだけです」とコメント。一方、エイドリアン・スーティルは「僕は間違ったことは何もしていなかったし、それについては落ち着いている」とコメントした。