ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤藤井誠暢が所属し、911GT3RでD'station Racing(#33)より参戦する2017年のスーパーGT GT300クラス 第6戦 鈴鹿1000kmの決勝において、10位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は8位入賞を果たした。スーパーGTの真夏の天王山であり、シリーズ最長の1000kmレースで争われる第6戦鈴鹿1000km。
D'station Porsche(#33)は、今回藤藤井誠暢のパートナーとして、ポルシェ ワークスドライバーのスヴェン・ミューラーが復帰した。8月26日(土)の公式練習から好調なタイムをマークし、2番手タイムを記録。午後の公式予選でも、コンマ数秒差の中に幾台ものマシンが連なる激戦のGT300クラスのなかで、藤井誠暢が1分59秒564をマークし予選Q1を突破。Q2ではスヴェン・ミューラーが1分59秒175というタイムを記録し、今季ベストとなる10番手グリッドを獲得した。晴天に恵まれ、4万5000人という鈴鹿でのスーパーGTで過去最高の観衆を集めた8月27日(日)の決勝レースでは、藤井誠暢がスタートドライバーを務めたD'station Porscheが序盤から力強い走りを披露。4番手までポジションを上げ、スヴェン・ミューラーに交代。その後も表彰台圏内をうかがう戦いをみせていく。しかし、途中ヘアピンカーブ立ち上がりで、ストップしていたトラブル車両の処理のために出されていたイエローフラッグを混戦のなかでスヴェン・ミューラーが確認できず、ペナルティストップ10秒が課されてしまった。これによりポジションを落としたD'station Porscheだが、さらにレース中のアクシデントによるセーフティカー導入もあり、作戦変更を余儀なくされてしまう。長丁場の1000kmレースで、藤井誠暢とスヴェン・ミューラーはトップグループと同等のペースで追い上げをみせたものの、最後は10位でフィニッシュ。2ポイントを獲得したが、ペナルティストップがなければ表彰台は確実だったために、D'station Porscheの仕上がりを考えると悔しいレースとなった。藤井誠暢は現在22ポイントで、ランキング10位につけている。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、予選で履いたタイヤの合わせ込みに苦慮し18番手スタートに。レースではジョノ・レスターがスタートドライバーを務め、峰尾恭輔と交代しながら追い上げ。途中、ドライブスルーペナルティを受けポジションを落としたが、最終的には8位でフィニッシュ。3戦連続のポイント獲得となり、レスター/峰尾組は23ポイントでランキング8位につけている。次のスーパーGTレース 第7戦は、10月8日にタイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで決勝レースが行われる予定になっている。関連:【動画】 SUPER GT 第6戦 鈴鹿1000km 決勝ダイジェスト
全文を読む