9月10日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットで2016年 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 レース1の公式予選と決勝レースが開催された。今大会は、4月に発生した熊本地震により被災された大分県のオートポリスの代替戦となり、土曜日と日曜日にそれぞれ予選と決勝レースが行われる2レース制で実施される。2レースともにハーフポイント制が採用されているため、各レースで獲得できるポイントは通常の半分となる。
中国地方は朝から好天となり、強い日差しで暑さを感じるコンディションのもと、午前11時にRace1の公式予選が行われた。予選では中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がポールポジションを獲得。2番手に国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、3番手にはストフェル・バンドーンが続いた。午後3時30分開始のレース1決勝は、計30周でピットイン義務が無いスプリントレース方式となっているが、決勝スタート直前に中嶋一貴がグリッド位置を誤るトラブルが発生し、28周に周回数が減らされて決勝レースが行われた。スタートを遅らせる原因を作ったポールポジションの車両がルールにより最後尾スタートとなったため、3番グリッドのストフェル・バンドーンは前に車両がいない状態でレースを開始。絶妙の飛び出しでホールショットを奪い、1コーナーで首位に立った。その後も速いペースで周回を重ねて独走態勢を築くと、最終的に2位に4秒795の大差をつける走りを見せ、全日本スーパーフォーミュラ選手権での初優勝を飾った。ホンダ勢としてシーズン2勝目となったレース1は、先週、マクラーレン・ホンダの2017年レースドライバーとなることが発表されたばかりのストフェル・バンドーン選手が速さを見せつける形での勝利となった。日曜日のレース2は、午前中に予選が行われ、決勝は51周のタイヤ交換義務ありの形式で、午後3時にスタートが切れる。2016全日本SUPER FORMULA選手権 第5戦 Race1 決勝


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