2023年スーパーフォミュラ第5戦の決勝が6月18日(日)がスポーツランドSUGOで行われ、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が優勝を飾った。2番グリッドからスタートした宮田莉朋は、序盤に首位に立つと、後続と突き放し、2位の野尻智紀(TEAM MUGEN)に22秒差をつけて今季2勝目を挙げた。3位には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続いた。
レッドブルF1育成のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)は5位でフィニッシュした。優勝:宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)「初めてスタートで順位を落とさずに1コーナーを迎えて、あとはチームと決めたプランを遂行すればいいかなと切り替えました。ピットに入るタイミングも良かったし、チームのクルーもピット作業……去年は悔しい思いでレースを終えたんですが、去年の雪辱を果たせたという意味でも本当にいいレースができたかなと思いました」 2位:野尻智紀(TEAM MUGEN)「スタートでアンチストールのモードに入ってしまったんですが、その後の復帰が早く、そこからはチームとピットのタイミングを相談しながら、うまくオーバーカットすることができました。もうちょっとで(宮田)莉朋選手を抜けたかなというところもあるので、そこは悔しさを感じますけど、さすがに今日の莉朋選手の速さを見ると優勝するのは難しかったんじゃないかなという気もしています」 3位:牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)「スタートは良かったんですけど、野尻(智紀)選手にしかけにいった時に右フロントをロックして大きなフラットスポットができてしまい、その時点で(ピットに)早く入るしかないかなと思っていました。自分たちでできることはやれたと思いますし、今シーズン、クルマが変わってかなり苦戦していたなかで3位表彰台という結果が出たので良かったです」 優勝チーム監督/舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)「今日のレースは本当に完璧だったと思います。土曜日のフリー走行から(宮田)莉朋がずっと調子が良くって、それが最後の最後まで持続できたという感じですね。レースの方は作戦がバッチリ決まったと思います。ピットのタイミングも良かったし、なによりクルマのセッティングが莉朋に合っていて、最後までずっとタイムが落ちなかったことが勝因だと思います。あと4レースありますが、(莉朋の)勢いがいいから、僕は十分チャンピオンの可能性があることを今日確信しました。狙いは毎回優勝ですよ」2023年スーパーフォーミュラ第5戦SUGO 結果1.宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)2.野尻智紀(TEAM MUGEN)3.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)4.大嶋和也(docomo business ROOKIE)5.リアム・ローソン(TEAM MUGEN)6.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)7.坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)8.山下健太(KONDO RACING)9.国本雄資(Kids com Team KCMG)10.阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)11.平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)12.佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)13.山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)14.小高一斗(KONDO RACING)15.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)16.福住仁嶺(ThreeBond Racing)17.ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)18.ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)DNF.松下信治(B-Max Racing Team)DNF.大湯都史樹(TGM Grand Prix)DNF.ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)DNF.関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
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