ハースF1チームの開発ドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディが、2020年に-Max Racing with motoparkからスーパーフォーミュラに参戦することが発表された。今年、ピエトロ・フィッティパルディは、アウディのカスタマーチームであるWRTからDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しながら、ハースF1チームの開発ドライバーの役割を務めていた。
だが、アウディ WRTは、2020年のドライバーとして、元インディカードライバーのエド・ジョーンズと今季F3に参戦していたファビオ・シェーラーを起用することを発表していた。ピエトロ・フィッティパルディは、2018年にチーム・ルマンからスーパーフォーミュラにフル参戦する予定だったが、5月のWEC(FIA世界耐久選手権)のスパ大会で大クラッシュを喫して両足を骨折し、開幕戦のみで参戦を終えていた。その後、ピエトロ・フィッティパルディはデイル・コイン・レーシングからインディカーで6戦を戦い、2018年の最終戦ソノマがシングルシーターでの最後のレースとなっている。「世界最速のカテゴリーの1つであるスーパーフォーミュラでB-Max Racing with motoparkと契約できたことを非常に嬉しく思う」とピエトロ・フィッティパルディはコメント。「非常に競争力のあるチャンピオンシップだし、今後数か月間は非常にアクティブであり続ける必要がある。2020年に良いシーズンを過ごせると確信している」Motoparkのティモ・ランプケイル代表は「我々のスーパーフォーミュラチームにピエトルを迎え入れることをとても嬉しく思う」とコメント。「彼の結果を何年もフォローしており、彼からのフィードバックは非常にポジティブだ。ピエトロが2020年のスーパーフォーミュラシーズンで優勝候補になると確信している」「チームとしての我々にとってこのカテゴリーで2年目のシーズンなので、今後、非常に良い結果を達成することができる。ピエトロの加入を早期に発表できたことも嬉しく思う。2020年シーズンに向けてできる限り最善の方法で準備するより多くの時間がある」ピエトロ・フィッティパルディは、2020年もハースF1チームの開発ドライバーを務めるものとみられてはいるが、ロバート・クビサの返答待ちと考えられている。B-Max Racing with motoparkは、スーパーフォーミュラ初年度となった2019年にレッドブルが支援するルーカス・アウアーとハリソン・ニューウェイを起用。両ドライバーはそれぞれ表彰台を獲得し、それぞれ9位と15位でシーズンを終えた。先週、鈴鹿での開催されたルーキーテストで、チャールズ・ミレージとルーカス・アウアーがB-Max Racing with motoparkを走らせたが、2020年にルーカス・アウアーが日本に残ることを選択するかどうかは現在不明となっている。ルーカス・アウアーは今週初めに日産のSUPER GTテストに参加したが、BMWからDTMへ復帰するとの噂もある。ハリソン・ニューウェイは、2020年にスーパーフォーミュラに戻ることないと考えられている。今週、ニューウウェイは、WECルーキーテストでG-Drive Racingをドライブする予定となっている。