スーパーアグリは、2008年F1第2戦 マレーシアGP予選で、佐藤琢磨が20位、アンソニー・デビッドソンが22位という結果に終わった。厳しい状況が続くスーパーアグリだが、両ドライバー共にスピード面での小さな改善をみせた。佐藤琢磨はフォース・インディアのエイドリアン・スーティルをおさえ、20番手ポジションを獲得した。
佐藤琢磨 (20位)「今の状況で、今日も皆が素晴らしい仕事をしてくれたと思う。午前中に予選のシミュレーションを行い、良いスピードを見せられ、バランスも良かったと思う。予選の一度目の走行では、グリップがかなり低かった上、混み合っていた。最終走行では必要なものを全て揃え、楽しめた。明日は良いレースができるように頑張りたい」 アンソニー デビッドソン (22位)「僕たちにとって今日も厳しい予選だったが、オーストラリアGPからは少し進歩していると思う。午後の中盤の走行は良かったが、最終走行では、車の一番いいバランスを見つけるのに苦労した」 グラハム・テーラー スポーティングディレクター「とても難しい金曜日の翌日の今日、両ドライバー、エンジニア、メカニック、全てのスタッフが素晴らしい仕事をしてくれたと思う。SUPER AGURI F1 TEAMは再び戦い始めた。今朝は良いフリー走行ができ、車のバランスも昨日より良くなった。新しいECUの規定でウェットコンディションの中では両ドライバーとも走行したことがなかったため、予選中の雨という天気予報に少し心配していたが、幸運にも雨は降らなかった。フォースインディアの1台の車よりも琢磨が上位だという小さな勝利は明日の決勝に向けて希望をもたらしてくれた」