ウィリアムズの大口スポンサーを務めていたユニリーバが、2020年からマクラーレンと複数年のスポンサー契約を結んだことが発表された。様々な家庭用品を製造・販売する世界的な複合企業であるユニリーバは、2015年からウィリアムズのスポンサーを務め、デオドラントブランドのRexona(レクソナ)を宣伝してきた。その額は年間1500万ユーロ(約18億円)だとされ、タイトルスポンサーのROKiTに次ぐ2番目の大口スポンサーだった。
しかし、1月10日(金)にユニリーバはウィリアムズへのF1協賛を終了し、2020年からマクラーレンと複数年の技術的なパートナーシップを結んだことが発表された。この契約により、マクラーレンとユニリーバは、エンジニアリングプロジェクトにおいて協力。CFD(数値流体力学)のモデリングなどの分野でパフォーマンスとエネルギー効率を改善し、材料科学、センサーテクノロジー、そして、エンジニアリングアカデミーの創造などでも提携していく。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、Just Marketing International時代にユニリーバとウィリアムズとの契約を仲介している。「マクラーレンとユニリーバは、テクノロジー業界の革新、インスピレーション、およびリーダーとして世界的に有名な2つの組織です」とザク・ブラウンはコメント。「マクラーレンは50年以上にわたり、エンジニアリングの革新者であり、最先端の技術的先駆者および先駆的なブレークスルーの背後にある原動力となっている」「このパートナーシップにより、2つのグローバルな組織間で知識と専門知識を共有し、両方のビジネスに不可欠な分野で開発することができる。2020年シーズンにこのパートナーシップを開始することを楽しみにしている」ユニリーバのチーフエンジニアであるデイブ・ペンリスは「ユニリーバとマクラーレンの両方にとって非常に刺激的なパートナーシップだ。努力して、現在および将来の課題を世界最高のエンジニアリングマインドで解決し、社内で次のレベルの人材を育成していく」「マクラーレンのテクノロジーと文化の適用は、顧客と消費者に対して当社のビジネスをこれまで以上に俊敏性、持続可能性、応答性を高めるための重要な要素になる」
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