メキシコの大富豪カルロス・スリムが、イタリア・セリエAの名門ACミランの買収に乗り出していると calciomercato が報じている。カルロス・スリムは、中南米最大の携帯電話キャリアであるアメリカ・モビルの会長兼CEOを務めており、純資産は749億ドル(およそ9兆円)であると言われている。この資産額はマイクロソフトのビル・ゲイツに次いで世界第2位となる。
カルロス・スリムは、これまでスポーツへの投資にも積極的な動きを見せており、現在もF1でフェラーリ、フォース・インディア、およびメキシコ人ドライバーのスポンサーを務めている。カルロス・シリムにとっては、ACミランの価値と言われている10億ユーロ(およそ1兆3500億円)を支払うことも可能である。しかし、Telelombardia> によれば、ACミランのベルルスコーニ会長は、外国人の投資家に過半数の株を売却することは拒否しており、30%を手放す計画であるという。その外国人投資家がカルロス・スリムの企業であるかどうかは不明だが、事業の一部を売却することによって資金を調達する可能性はあるようだ。
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