2025年F1 スペインGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。5月30日(金)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリのフリープラクティスが行われた。中団から後方にかけては苦戦の様子が目立った。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は11番手に沈み、マシンの扱いに苦しむ姿を見せた。ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は12番手と善戦したが、角田裕毅(レッドブル)は13番手にとどまり「理由がはっきりしない」と語るなど、不完全燃焼の内容だった。
地元スペインのカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は14番手、チームメイトのアレクサンダー・アルボンが15番手と苦しい立ち上がり。アストンマーティンのランス・ストロールも中団下位にとどまり、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は旧スペックでの走行で17番手。ハース勢はトラブルやスピンに悩まされ、オリバー・ベアマンとエステバン・オコンが後方に沈んだ。最下位はアルピーヌのフランコ・コラピントだった。11番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「今日は僕たちだけじゃなくグリッド全体にとって難しい一日だったと思う。どのチームもマシンの挙動やパフォーマンスに苦しんでいたように見えた。うちのチームもFP2でいくつか変更を加えて、その結果から今夜取り組むべき方向性は見えてきた。これからデータをしっかり見直して、明日に向けて改善していくつもりだ」12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「全体としてはソリッドな金曜日だった。特に大きなトラブルもなかったし、今季の中でもかなり暑いコンディションだったけど、最初からマシンのフィーリングは良かった。今週持ち込んだアップグレードは期待どおりに機能していて、バランスも改善されていたし、すぐに自信が持てた。今夜はいつも通り、データを分析してセットアップを微調整して、さらにパフォーマンスを引き出したい。ミッドフィールドは本当に接戦だから、コンマ1秒の差が重要になってくる」13番手:角田裕毅(レッドブル)「今日はちょっと難しい一日でした。FP1からFP2にかけて進歩できたところはあって、そこはポジティブに感じています。ただ、今のギャップは正直自分が想像していたほど大きくないと思っていたので、そこは不思議な感じです。マシンのバランスはそれほど悪くないんですが、何がボトルネックになっているのかはっきりしません。今夜はデータを見ながら、何ができるかをチームと一緒に探っていきたいと思っています。明日の予選で巻き返せるように準備します」14番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「今日は厳しい一日だったけど、予想はしていた。ここのコーナーの特性は僕たちのマシンにあまり合っていないし、FP1の最初の走行からそれを感じていた。いくつかセッティング変更を試してみて、少し良い方向には進んだけど、まだラップタイム的に足りていない。明日に向けてもう一歩進めたいし、理解すべきことはたくさんあるけど、週末を通じて全力を尽くすよ」15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「今週末はまだ1回しか走っていないから、まだ追いつかないといけない部分がある。去年と比べればマシンは確実に良くなっているけど、このサーキットは僕たちにとって得意な場所じゃないし、今日の気温もそれを難しくしている。今夜できる限り見直して、明日の予選に向けてベストを尽くしたい」レッドブルRB21で走行する角田裕毅。FP2は13番手にとどまり、苦戦を口にした16番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「ポジティブなセッションだったと思う。いくつかいいラップもこなせたし、いくつか興味深い学びもあった。今夜はそれをさらに掘り下げて、どこで改善できるかを見つけたい。ペースは悪くなかったけど、まだ検討すべきことはたくさんある」17番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「全体的には順調な金曜日だった。プログラムをすべて消化できたのはいいスタートだと思う。僕はまだ旧仕様のパッケージで走っていたから、ニコが新しいアップグレードを試してくれたけど、その感触は良さそうだった。フィールド全体が接近しているから、明日はアップグレードときれいなラップで、もう少し前に出られることを期待してるよ」18番手:エステバン・オコン(ハース)「簡単な一日ではなかった。クルマのあちこちで理解すべき課題があって、バランスが足りなかったり、コーナーごとに挙動が安定しなかったり、全体的なグリップも十分じゃなかった。ソフトタイヤでアタックできたのは1回だけだったから、明日はもう少し試せるはず。新しい技術指令(フロントウイングの件)については、特に大きな影響は感じなかった」19番手:オリバー・ベアマン(ハース)「午後のセッションはちょっと厳しかったね。高速域でバランスが合っていなかったし、ちょっとしたミスでグラベルに飛び出してしまったのは残念だった。FP1ではかなりいいペースを見せられていただけに、悔しさはあるけど、今夜の作業で予測性の高いセットアップに持ち込めれば、明日はまだチャンスがあると思う」20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「今日は僕の側にとっては少し難しい一日だった。全体的にマシンのバランスに苦しんでいたし、特にハードコンパウンドでは思うように攻められなかった。自分の感触としてもあまり良くなくて、今夜はデータを見直して、改善点を見つけたい。マシンにポテンシャルはあるはずだから、それをうまく引き出せれば、明日はもっと良くなると信じてる」
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