セルゲイ・シロトキンは、2014年のF1デビューへの準備のために来月から本格的なF1テストを開始する。現在フォーミュラ・ルノー3.5に参戦している18歳のセルゲイ・シロトキンは、プレシーズンテスト前に2011年マシンで走行距離を稼ぎ、スーパーライセンスの取得を目指す。ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、計画がまだ確定していないため詳細については述べていないが、ザウバーは、セルゲイ・シロトキンに複数のサーキットで10〜15日間の走行を与えることを計画しているという。
「旧車でのテストは許されていますので、彼のためにテストプログラムをまとめることに取り組んでいます」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。「だいたいの日付は確定していますが、いくつかは利用できるかを調べてみなければなりません」「10月末にテストを開始する予定です」ザウバーはまだセルゲイ・シロトキンがどのクルマを走らせるか発表していないが、おそらくザウバーの2011年マシンの可能性が高い。だが、モニーシャ・カルテンボーンは、必要に応じて他チームのクルマを使う可能性もオープンなままにしている。セルゲイ・シロトキンはどのクルマを走らせるのかと質問されたモニーシャ・カルテンボーンは「それはまだオープンですが、どうすればより早く実施できるかを見てみなければなりません」とコメント。「彼が実施するプログラムはかなりありますが、確証を持つまで何日間かなどは述べるつもりはありません」今週末のモンツァでザウバーの一員として初めてグランプリに出席しているセルゲイ・シロトキンは、来月からスタートするテストプログラムによって史上最年少のF1ドライバーになる準備を整えられると確信している。準備を整えられるかと質問されたセルゲイ・シロトキンは「まだ半年ある」とコメント。「まだワールド・シリーズのシーズンを終える必要があるし、全てがうまく行けば、初レースに十分に準備できると思う」「2011年マシンでいくつかのテストを予定している。それにソチでのデモ走行もあるし、そのあとフィットネスプログラムにも取り組む。全てが準備になる」