ブルーノ・セナ (Bruno Senna)所属:ウィリアムズカーナンバー:19国籍:ブラジル生年月日:1983年10月15日身長:180cm体重:69kg
ブルーノ・セナ:経歴セナという名は、F1の歴史において非常に特別な位置づけをされている。アイルトン・セナは、F1史上最高のドライバーを選ぶとなれば少なくともその候補に挙げられる存在だ。出走した161レースのうち96レースはHondaエンジンを搭載したマシンに搭乗。その96レースで通算42勝のうちの32勝を挙げており、HondaのF1ドライバーとしては最も大きな成功を収めている。1994年にアイルトンがイモラで悲劇的な死を遂げた時、ブルーノは10歳の新進カートレーサーだった。セナ家にとってアイルトンの死はもちろん衝撃的な出来事で、ブルーノの母親ビビアンが息子にレース出場を禁じたのも当然のことだった。これに追い討ちをかけるように、ブルーノは叔父の死からわずか2年後、父親までもオートバイの事故で失ってしまう。 ブルーノはイギリスのサン紙に対して次のように語っている。「心が張り裂けてしまいそうだった。母はというと、家族に多くの不幸をもたらしてきたレースの世界へ僕が進もうとしていることに恐怖を感じていた。それに当然、父に起きた出来事のことも頭にあっただろう。母としては、僕が何をやりたがっているか、何をすることに幸せを感じるかということだけで判断するわけにはいかなかったんだ」しかし、ブルーノの体を流れるレーサーの血がその流れを止めることはなかった。叔父の死から8年、ブルーノは早くコックピットに戻らなければと感じていた。「正直に言うと、15歳の頃からレースの世界に戻りたいと不平を言い続けてきた。レースをすることは守るべき大事な伝統のようなものだからね。多くのブラジル人にとって、叔父は神のような存在だったんだ」2004年、ブルーノの願いはついにかなえられた。イギリスへ渡り、フォーミュラBMW選手権のテストに参加したのである。1年後にはイギリスF3選手権にステップアップ。2006年には同選手権で総合3位となり、2007年のGP2のシートを獲得した。2008年、GP2選手権2位でカーレーサーとしての4シーズン目を終えている。2010年、ヒスパニア・レーシングのドライバーとしてF1デビュー。2011年はロータス・ルノーGPのリザーブドライバーを務める。ブルーノ・セナ プロフィール2011年:ロータス・ルノーGP リザーブドライバー2010年:ヒスパニア・レーシング2008年: GP2シリーズ 2位 GP2アジアシリーズ 5位 2007年:GP2シリーズ 8位 2006年:イギリスF3選手権 3位 オーストラリアF3選手権 参戦 2005年:イギリスF3選手権 10位2004年: イギリス・フォーミュラBMWシリーズ 参戦