ロス・ブラウンは、友人であるミハエル・シューマッハが回復するという希望を捨てていないと語った。ミハエル・シューマッハが2013年末にフランスのスキー場で頭に大けがを負ってから、あと2か月ほどで2年が過ぎようとしている。現在はミハエル・シューマッハは、スイスのレマン湖のほとりにある自宅でリハビリテーションを受けていが、容体に関する情報はあまり聞こえてこない。
最近の報道では、かつて75kgの体重があったミハエル・シューマッハの体重が45kgまで減っているというものだ。また、不眠不休で続けられているミハエル・シューマッハの治療費は1週間で15万ドル(約1,800万円)に上ると伝えられている。ロス・ブラウンは、かつてフェラーリの最高技術責任者としてミハエル・シューマッハとともにフェラーリ黄金時代を築き上げ、シューマッハがF1復帰を果たした2010年から2012年までの3年間もメルセデスで共に戦った経緯がある。2013年シーズン後にメルセデスのチーム代表の座を退いてからはF1とは距離を置いているロス・ブラウンだが、今でもミハエル・シューマッハの家族と連絡を取り合っていることを明かした。「我々は、彼に会いに行ったり招いたりすることのバランスを取るように努めている。それによって苦痛を感じないようにね」とロス・ブラウンは Daily Express にコメント。「何度か彼に会いに行った。コリーナ(シューマッハの妻)がときどき電話をくれて、状況を教えてくれている」「我々としては毎日ただ祈り続けるだけだ。彼がまた以前のような状態に回復することをね。それには時間がかかるが、希望を失うことはない」