2026年F1シーズンのカレンダーに再び変更が加えられる可能性が浮上している。4月に予定されていた中東ラウンドが中止となった影響は依然として大きく、シーズン後半に向けた再編の議論が進められている。特に焦点となっているのがサウジアラビアGPの扱いだ。情勢を理由に一度は中止されたものの、関係者の間では年内復活に向けた動きが水面下で進んでいるとみられる。
サウジGP復活案と終盤4連戦の構想元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは、オランダの番組内で次のように明かした。「別の話も聞いている」「アラムコがF1のスポンサーであることは知られている」「彼らはジェッダのイベントを非常に強く推している。あそこは彼らにとっての宝だ。ジェッダは今年中にカレンダーへ戻る可能性がある」サウジアラビアの国営石油会社アラムコは、F1およびアストンマーティンへの主要スポンサーとして深く関与しており、ジェッダ市街地サーキットで開催される同GPの重要性は極めて高い。ドーンボスによれば、復活が実現する場合の有力案はシーズン終盤への組み込みだという。「アブダビを1週間後ろにずらし、その間にジェッダを入れる案が出ている」この案が実現すれば、ラスベガス、カタール、サウジアラビア、アブダビという4連戦でシーズンを締めくくる形となる。アブダビ最終戦の契約と調整の難しさただし、この再編には重要な前提条件がある。アブダビGPは長年にわたりシーズン最終戦を務める契約を結んでおり、その地位は簡単には動かせない。「アブダビは常に最終戦を開催する契約を持っている。それは15年間続いてきた」このため、仮にサウジアラビアGPを復活させる場合でも、アブダビを最終戦とする条件を維持したまま日程を再調整する必要がある。現時点では正式決定には至っておらず、最終的な判断は中東情勢の推移に大きく左右される見通しだ。シーズン終盤への影響と今後の焦点仮にこの構想が現実となれば、シーズン終盤は過密日程となり、チームとドライバーにとって大きな負担となる可能性がある。一方で、商業面では重要市場である中東ラウンドの復活は大きな意味を持つ。最終的なカレンダー確定までには時間を要するとみられるが、サウジアラビアグランプリの扱いは今後のF1運営における重要な判断材料となりそうだ。
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