2024年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ポールポジションから抜群のスタートでフェルスタッペンはリードを築いたフェルスタッペンは、昨年の日本GPから9連勝、通算56勝目を挙げ、通算100回目の表彰台を優勝で飾った。2位のセルジオ・ペレスとの差は13.643秒の独走だった。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日で記念すべき100回目の表彰台になり、チームにとってすばらしい週末にすることができた。ジェッダで勝つことができてとてもうれしい。シーズンを最高のかたちでスタートできているけど、マシンのすべてのポテンシャルは未知数なので、この流れを絶やさずに続けていきたい。セーフティカーによる早めのピットストップにより、ペースのマネジメントが重要だった。ギャップを広げようとプッシュした時も限界を攻めすぎず、リスクを負うようなことはしなかった。レース中はとても長いハードタイヤのスティントになったけど、タイヤマネジメントがうまくいき、マシンのペースはとてもよかった。最終スティントではタイヤが冷えてグリップが下がったけど、プッシュし続けた結果、今日のレースはすべてをうまくまとめることができたと思う。最終目標のチャンピオン獲得に向けて、よいかたちでシーズンをスタートできている」2位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「序盤にセーフティカーが入った時に、残念ながら私たちの流れは決まってしまったようだ。ランド・ノリス(マクラーレン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)とのトラフィックにはまってしまい、そこで7、8秒タイムロスしてしまった。優勝争いをするためには、もっと早く切り抜けなければならなかった。それ以外は、よいパフォーマンスとともに力強さをみせられたと思う。求めていたことを達成し、僕たちが本来あるべきレベルにさらに近づくことができたので、この週末は2歩前進の気分だ。フェラーリ勢にはペースがあるので、今後もサーキットによっては僅差の戦いになるだろう。今日のレースで僕たちは限界まで攻めたけど、彼らはポテンシャルのすべてを出し切ってはいないようだった。フェルスタッペンはとてもハイレベルなドライビングをしていて、今シーズンの予選と決勝で最大限の力を発揮できている唯一の選手だと思う。彼という最高の挑戦相手がいることは、僕にとってすばらしいことだ。これからもレースごとに進化を続けなければならない。次戦のメルボルンに向けて全集中し、ここジェッダで成し遂げたことよりもさらに上を目指す」3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は自分たちのポテンシャルを最大限に引き出すことができたし、これ以上のパフォーマンスはできなかった。ミディアムでは少し苦労したし、ハードは最初はトリッキーだったが、スティントを通して改善され、DRSの助けもあってファステストラップを記録することができた。全体として クルマのフィーリングは良かった。オリーは今週末、並外れた仕事をしてくれた。FP3からF1マシンに乗り込むのは、クルマもトラックも知らない中で、シーズン中最も難しいことのひとつだ。週末中、彼がとても楽しそうにはしゃいでいるのを見ることができて本当にうれしかった」4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「P4! あのレースで得られた最大限であることは間違いないと思うし、それをうまくやり遂げることができた。ルイス・ハミルトンの後ろにずっと張り付いていたのはちょっと悔しかったけど、この週末で獲得できたポイントの中では一番多かったと思う。次のメルボルンでのホームレースが待ちきれない。地元のサーキットで、オージー・ファンの前でレースをするのが本当に楽しみだ」5位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日のレースで5位でフィニッシュできてとても満足している。マクラーレン1台、フェラーリ1台、そしてメルセデス2台の前でフィニッシュすることはチームにとって素晴らしい結果であり、おそらく現時点で我々が達成できる最高値に近いだろう。スタートからフィニッシュまで激しいレースだったし、レースのほとんどでジョージ(ラッセル)のすぐ後ろにいた。ハード・タイヤで40周以上走るという、ちょっと未知の世界だったけれど、それをうまくコントロールして1ストップ作戦を成功させることができた。これからのシーズンはとても長いので、長期的な視点に立ち、さらなるパフォーマンスを追い求めていく」6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「長い夜だった。40周近くをフェルナンド・アロンソに1.5秒差まで迫ったけれど、抜くことはできなかった。ストレートでは滑りやすいクルマだったけれど、高速では彼にプレッシャーを与えられるほど近づくことができなかった。最終的には6位が妥当な結果だったと思うし、このマシンのスイートスポットをまだ見つけられていないことは明らかだ。全体的には、もう少しパフォーマンスを上げる必要がある。クルマにはポテンシャルとペースがあるが、大事なときにそれを発揮できていない。その理由を理解し、メルボルンに向けて改善していく必要がある。これまで見てきたように、レッドブル勢の後方の順位は非常に接近しているので、その上に立つ必要がある。やるべきことはたくさんあるが、チームを信じている」7位:オリバー・ベアマン(フェラーリ)「スクーデリア・フェラーリでF1初レースを経験できたことは、本当に素晴らしい経験だったし、チャンスだった。特に、ソフトタイヤで走るランド(・ノリス)とルイス(・ハミルトン)が後ろにいた終盤は体力的に厳しかった。ギャップを保つために全力でプッシュしなければならなかったし、常にミラーをチェックしながら集中し続けなければならなかった。ソフトで快適に走れていたのでセーフティカーがあんなに早く出てきたのは残念だった。でももちろん、ピットインしたのは正解だったし、この結果にはとても満足している。今日はすべてを最大限に生かすことができたし、とても楽しかった。この週末のことは決して忘れないだろう。サポートしてくれたチーム全員に感謝している」8位:ランド・ノリス(マクラーレン)「妥当なレースだった。作戦を試したけれど、結局はうまくいかなかった。でも、いい努力だったし、チームのためにあらゆる選択肢をカバーしようとしたのだから、その時点での判断は正しかったと思う。今日のマシンはそれなりにペースが良かったの...
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