2023年のF1世界選手権 第2戦 サウジアラビアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。優勝はポールポジションからスタートしたセルジオ・ペレス。昨シーズン、間の悪いセーフティカー導入によって優勝を阻まれたジェッダで見事にレースを掌握し、完勝を飾った。2位には予選の不運で15番グリッドから挽回したマックス・フェルスタッペンが続き、レッドブル・レーシングが2戦連続でワンツーフィニッシュを達成した。
優勝:セルジオ・ペレス(レッドブル)「“ウィッキッド(最高)” なレースだった! これは今週初めて知った言葉なんだ。スタートは最高ではなかったけれど、フェルナンドからリードを奪い返したあとは後続との間にギャップを築けた… セーフティカー導入まではね。昨シーズンのジェッダが脳裏をよぎったよ。セーフティカー退出後は去年と違う展開になって、終盤にマックスがプッシュしてきたときも再びギャップを築いて維持できたのでよかった。ミルトンキーンズとサーキットにいる全員が今シーズンの僕たちのためにすごく素晴らしいマシンを作ってくれた。プッシュして結果を出し続けるこのチームの一員であることが嬉しいし、自分たちをとても誇りに思う。チームは極めて高いレベルで仕事をしているので、このチームの一員であることは本当に素晴らしい。もちろん、シーズンはまだ長いという事実を思い出す必要があるけれど、今夜はチームとして素晴らしい結果になった」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「レース序盤は少しトリッキーで、数珠繋ぎの車列の中では非常にグリップが低く、前のマシンを追うのが難しかった。ある時点からは状況が少し落ち着いてポジションを上げることができた。セーフティカー導入も多少の助けになったね。冷静さを保ちながら1台ずつマシンをかわしていくことが重要だった。基本的には今日は2位を狙っていた。最大限のリカバリーをすることを意識していた。予選でポールポジションを取れていたら、状況は大きく違っていただろう。レース終盤はチェコを追いかけていたけれど、レースが終わるまでに彼とのギャップを縮めるのが難しいことは計算できていた。追い上げてプッシュを試みようとした周回でバイブレーションが出てきて、マシンにやや不安を感じるようになった。2位を確実に手にすべきだと言い聞かせる方が良いときもある。僕たちは非常に速いマシンを手にしているので、チームとして2台揃って信頼できる状態にする努力をしているけれど、もっと良い仕事ができると思う。メルボルンではトラブルのない週末を送り、自分たちにできる最高の結果を残したい。今シーズンのこれまでには満足しているけれど、シーズンは長い」3位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)今夜の結果、2度目の表彰台を獲得できて、最終的に満足している。2番目に速いチームであることを証明できたし、レース中もいいペースだった。スタート時のグリッド位置は僕のミスだったけれど、その分、プッシュしてタイムを縮めた。この週末を迎えるにあたって、自分たちがどの位置にいるのかはっきりしなかったので、次の数レースに向けては良いニュースだ。次のオーストラリアが楽しみだ」4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ハードワークを積み重ね、それが報われたとき、満足感を得ることができる。今日は実力でフェラーリの2台より先にフィニッシュできたし、これからもっともっとパフォーマンスを発揮できるはずだ。レッドブルとの差はまだかなりあるけど、この週末をポジティブにとらえ、全力で戦い続け、自分たちのことに集中することにしよう。面白いレースだった。セーフティカーの後、僕はハードタイヤを履いていて、ルイスはミディアムタイヤで後ろにいた。序盤は彼のほうが少しペースが良かったけど、終盤になれば自分のペースが来ることは分かっていた。フェルナンドは今日表彰台に上がるに値するし、僕は4位で満足だ」5位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日はチームとして素晴らしいポイントを獲得することができた...7位から5位まで順位を上げることができたのが大きかった。もし予選がもっと良かったら、もっと良い結果が得られたかもしれない。この週末は、セットアップが最大の問題だった。予選で失敗し、決勝でもうまくいかなかったので、今日は苦戦を強いられた。ハードタイヤで長く走ることを狙ったけど、セーフティカーが出たのでピットインせざるを得なかった。ミディアムタイヤはなんとか機能させることができたけど、長い第2スティントだった。でも、バーレーンのときのようなタイヤデグラデーションはなかった。フェラーリ勢を抑えてトップ5に入ったのは素晴らしいことだ。課題はたくさんあるけど、この週末から得られるポジティブなことはある」6位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「タフな日曜日だった。レースに向けて、週末のセッションを見る限り、もっと良いレースペースを期待していた。やるべきことはあるし、現時点でクルマは望んでいるところにいないこともわかっている。でも、我々はプッシュし続け、状況を改善できると確信している」7位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は、これ以上引き出せるものがなかった。ソフトタイヤでの最初のスティントはとても好調で、プッシュしていくつかポジションを上げることができた。ハードに交換した直後にセーフティカーが出たので、残念ながらそこでアドバンテージを得ることはできなかった。ハードでは思ったほどペースが上がらず、残りのレースはカルロスと一緒にトレインで走ることになった。レースペースについてはまだ課題があるし、オーストラリアではもっと強くなれるようにプッシュしていくつもりだ」8位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「全体としては、チームにとって妥当なレースだったと言える。最終的な結果は、レースでのパフォーマンスを反映したものであり、8位という結果は、今日達成できた最大のものだ。2台ともポイント圏内に入ったことは、特にバーレーンの後では間違いなくポジティブなことだけど、今の状況に完全に満足してしまってはいけない。僕たちのクルマにはポテンシャルがあるので、ライバルに追いつくために学習と開発を続けていく。上位グリッドに挑戦したいし、そのためにハードワークを続けていく。この週末を振り返って報告し、すぐにオーストラリアに目を向け、さらに上を目指す」9位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「チームでの最初の2レースで2つのポイントフィニッシュを達成できたことは、...
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