2021年 F1世界選手権 第21戦 F1サウジアラビアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。2度の赤旗中断を含めて波乱の展開となったF1サウジアラビアGPでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3連勝となる今季8勝目を挙げ、ランキング首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とドライバーズ選手権で同ポイントに並んだ。
優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「長い間レースをしているけど、今回は信じられないくらいタフだった。僕はコース上でできるだけ賢明に、できるだけタフであろうとした。また、長年の経験からクルマをコース上にとどめ、クリーンでいることがどれほど大切か分っている。難しかったけど、チームとしてよく頑張った。今シーズンの後半はさまざまな逆境に立ち向かったので、チームみんなを本当に誇りに思う。この週末の観衆は本当に素晴らしかった。ここに来て良かった。今週末は自分たちの実力を出せた。バルテリ(ボッタス)も今日はいい仕事をして、チームのためにたくさんのポイントを獲得してくれた。ファクトリーのみんなのおかげだ。素晴らしいイベントだった! ここでは歓迎されていると感じたし、人々は素敵で、ドライビングがすごく楽しいサーキットだ。肉体的にも精神的にもきついけど、これこそがF1だ。さあ次のレースだ!」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「今日は多くのアクションがあり、さまざまなことが起こった。僕はポジションを戻すように言われたのでレーシングラインを外れてスローダウンしたところ、ルイス(ハミルトン)が真後ろにいた。彼がなぜ抜いていかなかったのか理解できない。5秒ペナルティーにも納得はできないけど、仕方ないことなので、前へと進んでいく。今日のレースでは完璧と言えるペースはなかったので、そこがアブダビに向けての課題だ。同点で最終戦に臨むわけだけど、エキサイティングなシーズンの締めくくりになるはずだ」3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「簡単な1日ではなかった。赤旗やインシデントなど、多くの障害があったので、少しトリッキーだった。とにかくプッシュし続けた。今日はオーバーテイクが難しかったけど、最後のストレートでやっと3位になれた。このような形で表彰台に立つのはいい気分だ。今日のエステバンは素晴らしい走りをした。彼を抜くのは難しかったけど、エキサイティングなフィニッシュのために、食らいついた。今日はチームとして大量ポイントを獲得できたし、ルイスとマックスが同点になったのも素晴らしい。アブダビを前に信じられないような週末を過ごすことができた」4位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日は全力を尽くした。あと少しのところで表彰台を逃し、アスリートとしての僕はがっかりしているけど、今日はチームのためにとても誇らしく思っている。4位を取れたのは素晴らしい結果だし、チャンピオンシップでさらに12ポイントを追加できたのは重要なことだ。レースでは正しい判断ができた。コース上でも戦略上でも適切なタイミングでできるだけのことをやったし、そのおかげで多くのポイントを獲得するためにベストなポジションに立つことができた。ポールポジションからスタートできて楽しかった。2015年のGP3以来だけど、ルイス(ハミルトン)やマックス(フェルスタッペン)とレースしているわけではないのは分っていた。とはいえ、今日はチャンスがあったし、顔をあげて、誇らしい気持ちでここを離れることができる。アブダビで良い形でシーズンを締めくくるために準備をして、どんなチャンスも見逃さないようにしたい」5位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)「これまでで最も長いレースのように感じた。レーススタートが遅かったので、すでに長い一日のように感じたけど、リスタートを重ねるごとにさらに長く感じた。スタートは良かったし、最後のポジションである4位にとどまるまで、ポジションを上げることができた。レーススタートに使ったハードタイヤはリスタートにはあまり使えず、ミディアムを使わざるを得なかった。ハードタイヤの方がいいタイヤだったと思う。それで、エステバン(オコン)を完全に捕らえることができず、バルテリ(ボッタス)をできるだけ抑えようした。どれだけ長く彼を抑えられたかには驚いたけど、タイヤがリセットさせてからは抑えるのはかなり大変だった。1周防御して、再び抜き返すことができたけど、その後は捕らえられてしまった。最後はタイヤで少し苦労したので、トップ5をキープできて嬉しい。昨日を埋め合わせができたのは確かだ」6位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「今日はとても満足のいく結果を挙げることができた。フェラーリの前、トップ6で終えることができ、多くのポイントを獲得することができて、とても嬉しい。初めてのサーキットということで難しいレースになると予想していたけど、この週末のパフォーマンスは素晴らしく、いい位置からスタートすることができた。レース中は色々なことがあり、時間も長くなって、集中し続けることが大変な一戦だった。また、1コーナーにかけて難しいコースなので、今日のレース中に3回あったスタートではとても緊張した。しかし、チャンスを逃すことなく、最後はいい結果に結びつけることができたと思う」7位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「金曜日のクラッシュから立ち直れたことに満足しているので、7位でフィニッシュするのは残念だ。もっとうまくやれる可能性はあった。レースの前半は本当に良かったし、ペースも速かった。スタート後にセーフティカーが出たとき、『運が巡ってきた。ストップした方がいい』と思った。でも、3周後赤旗が出て、そのせいで3つのポジションを落とすことになった。リスタートではあまりリスクを冒さないようにしたけど、その後チェコ(セルジオ・ペレス)と接触し、ポジションを失った。レースを最も損なったのは、その時に発生したフラットスポットだった。これにより、次のリスタートでは、ハードタイヤを機能させるのが本当に難しくなり、フロントがロックするようになった。終盤にペースは戻ってきたけど、今日はさまざまな要因によって良い結果が得られなかった日だった」8位:カルロス・サインツ(フェラーリ)/b>「楽しいレースだったし、15番手からスタートして8位でフィニッシュできたので、そこまでがっかりするへきではないかもしれない。良いスタートを切って攻撃すること...
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