ザウバー C29は、あと数カ月間はスポンサーステッカーを辛抱しなければならない。バレンシアでC29が公開されたとき、観察者の多くは空白をテスト用の暫定カラーリングだと解釈した。しかし、リアウイングには日本のヘアメディカル会社であるスカルプDのロゴが掲載され、ドアミラーにはスイスの時計メーカーであるサーチナのロゴが掲載されていた。
「もっと多くなることを期待している。バーレーンや、ヨーロッパシーズンの開幕以降にはもっと多くの(スポンサー)が載ると確信している」とペーター・ザウバーは、リカルド・トレモ・サーキットでコメント。「我々はクリスマス直前にスタートしたので、スポンサーを探す時間があまりなかった。特にメジャーなスポンサーを探すには非常に厳しい時期でもあった」ザウバーは、チームの運営予算を40%削減したため2010年の予算は完全に揃っていると説明する。ザウバーは、小林可夢偉とペドロ・デ・ラ・ロサがスポンサーを持ち込んでいるので、ニック・ハイドフェルドを起用しなかったとの噂を否定した。「いいや。ニックだけでなく、他の非常に優れたドライバーを非常に安い価格で獲得することは可能だった」「将来スペイン市場から利益を得られることを期待しているが、現在ペドロにはスポンサーはいない」またザウバーは、2010年シーズンの開幕前にチーム名からBMWを除く予定はないことを明らかにした。BMWの名称を継続しているのは、BMWがまだザウバーを支援しているか、もしくはコンコルド協定の財政的な要因によるものかを尋ねられたザウバーは「後者」だとコメント。また、エンジンとギアボックス供給元のフェラリがBMWの名称を継続することに反対しなかったのかという質問には「いいや。大部分の人がOKした」と答えた。関連:・ザウバー、C29を発表 - 2010年1月31日・ザウバー C29 (主要諸元)
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