ザウバーのテストドライバーを務めるタチアナ・カルデロンが、11月16日(土)・17日(日)にイタリアのフィオラノ・サーキットでフェラーリのV8エンジンを搭載したザウバーの2013年F1マシン『C32』でのテストを完了した。コロンビア出身の女性ドライバー、タチアナ・カルデロンは、過去2年間ザウバーとともに働いており、今年はGP3へのフル参戦と並行してチームのテストドライバーを務めており、10月末にはメキシコシティのイベントでザウバー C37によるうF1初走行を行っていた。
今回が2度目のF1マシンでの走行となるタチアナ・カルデロンは、2日間のテストでザウバー C32で予選とレースのシミュレーションを実施。202周、約594.890kmを走破。ベストタイムは00:58.802だった。ザウバーは“献身と持久力を示しつつ、一貫性のあるラップタイムを刻んだ”と報告している。初日のテスト後、タチアナ・カルデロンは「フィオラノで初めてドライビングは本当に素晴らしい経験でした。面白いトラックで特別な雰囲気があります。今日は気温と路面温度がかなり低かったですが、一貫していました。私にとっての目標はトラックを学び、クルマの良いバランスを見つけることでしたが、それを達成することができました。サウザー C32フェラーリを走らせる感覚は信じられないほどでしたし、V8エンジンのサウンドとパワーは素晴らしいです。明日は予選とレースシミュレーションに取り組みます。とても楽しみにしています」とコメント。また、2日目の後には「また興味深いテストデーでした。午前中は予選シミュレーション、午後はロングランに集中しました。全体的にこの2日間は私の発展とって非常に有益でしたし、貴重な経験を積むことができました。チームは私のブログラムの準備だけでなく、コース上でもクルマを快適に感じさせてくれるように素晴らしい仕事をしてくれました。練習で学んだことを実行するのを楽しみにしています」と語った。
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