ザウバーは、2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンを起用することを発表。契約は2020年までの2年契約となる。フェラーリは9月11日(火)、2019年のセバスチャン・ベッテルのチームメイトとして、キミ・ライコネンに代えてジュニアドライバーのシャルル・ルクレールの起用を発表。キミ・ライコネンはシートを失った。
しかし、その直後、ザウバーは、2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンの起用を発表。噂されていた通り、シャルル・ルクレールとキミ・ライコネンはシートを入れ替えることになった。契約は2年となり、来月で39歳となるF1最年長ドライバーであるキミ・ライコネンは、2020年まで現役を続けることになった。また、ライコネンは2001年にザウバーでF1デビューを飾っており、古巣チームに復帰するカタチとなる。ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは「我々のドライバーとしてのキミ・ライコネンと契約は、我々のプロジェクトの重要な柱であり、近い将来にチームとして大きな進歩を遂げるという目標に我々を近づけてくれるものだ」とコメント。「キミの疑いのない才能とF1での巨大な経験は我々のマシンの開発に貢献するだけでなく、チーム全体の成長と発展を加速させる。我々はともに重要な結果を争うという決意に突き動かされ、強力な基盤で2019年をスタートする」来月で39歳となるF1最年長ドライバーであるキミ・ライコネンは、2001年にザウバーでF1デビュー。翌年のマクラーレン移籍を経て、2007年にフェラーリに加入。初戦となったオーストラリアGPでポールポジション・ファステストラップ・優勝とハットトリックを達成する好きスタートを切り、移籍初年度にF1ワールドチャンピオンを獲得した。しかし、2010年のフェルナンド・アロンソ加入にともなって契約を解除され、一時F1を離れ、WRC(世界ラリー選手権)とNASCARでキャリアを継続する。2年のブランクを経て、ロータスでF1復帰したキミ・ライコネンは、2012年のアブダビGP、2013年のオーストラリアGPで優勝。2014年から再びフェラーリに復帰していた。キミ・ライコネンは、前戦F1イタリアGPで285戦目のスタートを切り、これまで20勝、100回の表彰台、18回のポールポジションをマークしている。関連:フェラーリ、シャルル・ルクレールの2019年の起用を正式発表