ザウバーは、新たな空力責任者として、かつてトヨヤとフェラーリでF1を戦い、最近ではアウディのLMP1チームでシャシーと空力の責任者を務めていたヤン・モンショーが加入することを発表した。今年、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたザウバーは、その資金を活用してチーム体制を強化している。
ヤン・モンショーは、2002年にトヨタF1チームでモータースポーツキャリアを開始。トヨタがF1から撤退するまで空力プロジェクトのリーダーを務めた。2010年の開幕時にフェラーリにシニア・コンセプト・エアロダイナミスとして移籍したヤン・モンショーは、その後、空力部門のリーダを務めたが、2013年の1月にアウディのLMP1チームに加入し、ビークルエンジニアリングおよび空力責任者を務めた。ヤン・モンショーは、アウディ時代にザウバーの風洞を使用しており、チームのヒンウィルの拠点についてはすでに精通している。また、アウディに時代に仕事をしていた現ザウバーのテクニカルディレクターを務めるヨルグ・ザンダーと再び仕事をすることになる。「新しい空力責任者としてヤン・モンショーが加入することを非常に楽しみにしている」とヨルグ・ザンダーはコメント。「アルファロメオ・ザウバーF1チームがコース上で達成したい目標と結果を強化し、実行していくためのより広いプロジェクトの重要な一歩だ。これまでザウバーの空力責任者はニコラス・エンネル・デ・ボープレオが務めていた。彼はチームに残るものの、まだザウバーは新しい役割について発表していない。ザウバーの広報担当は「ニコラス・ヘンネルは引き続き当社の一員であり、空力部門の別の役割を担当します」と述べた。