アルファロメオ・ザウバーは、2018年F1マシン『C37』でホイールベースを延長したと語っており、それはフェラーリの新型マシンについての手がかりになるかもしれない。2018年のF1世界選手権からアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるザウバーは、20日(火)にこれまでとは空力コンセプトを一新させたアグレッシブなマシン『C37』を披露した。
アルファロメオ・ザウバー C37は、昨年のメルセデスとトロ・ロッソが採用したフロトサスペンションのウィッシュボーンを高くしてシャシー下の気流を整えるアプローチを含め、前年モデルとは空力およびメカニカル面で異なるコンセプトを採用している。ザウバーのテクニカルディレクターを務めるテクニカルディレクターを務めるヨルグ・ザンダーは「C37は完全に新しいマシンだ。はるかに革新的で大胆な空力コンセプトをベースにしている」とコメント。「ノーズとフロントウイングのコンセプトが変わっていることに気づくと思う。ホイールベースは変更され、それによってフロントアスクルはさらに前方に移動している」「これは空力パフォーマンスを向上させるために構成するエレメントにより多くのスペースを与えるためだ」「また、空力パフォーンスを向上させるためにウィッシュボーンの高さをより高く変更している。はるかにコンパクトで軽量の設計のためにインボードサスペンションのエレメントも変更している」「さらに後方はボディワークがはるかに細くなっているのがわかると思う。新しいクーリングシステム周りのパッケージングは非常にタイトだ。このデザインには多くの努力が注がれている」ザウバーは、フェラーリとの新たな契約によって2018年はフェラーリ製の最新仕様のパワーユニットとギアボックスが供給される。また、C37にはリアサスペンションもフェラーリと同じものが採用される。「クルマの後方に新しい2018年型のフェラーリ製エンジンを搭載することは我々を良いポジションに向上させるだろう」「また、我々はリアサスペンションとともにフェラーリのギアボックスも供給を受けるので、リアサスペンションはさらに40mm後方に移動しなければならなかった」ヨルグ・ザンダーは、シーズン序盤からC37には大幅なアップデートが予定されていると語る。「2018年の開発プランがあるし、我々は空力パッケージに大幅なアップグレードを導入する予定だ。新しいフロア、新しいフロントウイング、そして、おそらく新しいボディワークエレメントも導入されるだろう」「我々は序盤戦、もしくはシーズン前半の特定のレースでそれらを分けて導入する。シーズン後半にもいくつか重要なアップグレードが導入される予定だ」フェラーリは2月22日(木)に2018年F1マシンを発表する。