ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンが、チームを離脱すると報じられている。モニーシャ・カルテンボーンは、2000年に法務局長としてザウバーに加入。2010年1月からCEOに就任。2012年に株式の3分の1を取得し、女性初のF1チーム代表となった。昨年、ロングボウ・ファイナンスがザウバーを買収。チーム創設者のペーター・ザウバーは引退し、モニーシャ・カルテンボーンはチーム代表を継続したが、株式は放棄していた。
ザウバーはまだ正式に発表していないが、複数の情報筋は、モニーシャ・カルテンボーンが退任したと報じている。新オーナーとモニーシャ・カルテンボーンは、チーム運営について合意に至らなかったとされている。情報筋によると、問題のひとつはドライバーのパスカル・ウェーレインとマーカス・エリクソンの待遇にあったとしている。新オーナーは、マーカス・エリクソンに優先権を与えることを望んだが、モニーシャ・カルテンボーンはそのような方針に反対したという。長い議論の後、両者は協調して進むことはできないと判断し、決別することを決定したという。Autosport は、元HRTのチーム代表だったコリン・コレスが、モニシャ・カルテンボーンの代理を務めるとしている。ザウバーは、2018年からホンダからF1パワーユニットの供給を受けることが決定しており、モニーシャ・カルテンボーンはホンダを支持し、日本人ドライバーの起用などを示唆していた。
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