ザウバーは、F1スペインGPに大幅に改良を加えたマシンを投入する。ザウバーは、C33で今年の最低重量に近づけることができず、序盤のレースではペース不足に苦労していた。しかし、ザウバーは先月の中国GP以降、クルマの重量を減らすことに広範囲に取り組んできた。
また、スペインGPでは大幅なアップデートも導入する予定しており、フェラーリのパワーユニットのソフトウェアアップデートも受けることになっている。ザウバーのトラックエンジニアリング責任者を務めるジャンパオロ・ダラーラはこの変化がチームに幸運をもたらすと期待している。「スペインGPでは2台のC33に大幅な重量減少と空力アップデートを導入する予定だ。このアップデートにはフロントウィングの修正と新しいエンジンカバー、新しいサイドポッドフィン、ディフレクター、そしてその他の多くの空力面での変更が含まれる」「ソフトウエアも改良する予定であり、それによってパワーユニットのポテンシャルをより良い形で引き出すことが可能になるだろう。金曜日のトラックでは新しいパッケージに合わせたセットアップの調整で忙しくなるはずだ」「ピレリのミディアムとハードタイヤという選択はコンサバティブになりそうだし、タイヤコンパウンドの最良の使い方も挑戦になるだろう」 一方、ジャンパオロ・ダラーラは、ライバルたちも同様にスペインにアップグレードを持ち込むことは把握しているが、必ず進展を果たしたいと決意している。 「全員の努力をラップタイムの改善というカタリに変換するのをとても楽しみにしている。しかし、他の全てのチームも進歩していくことは理解しており、我々の位置がどこになるかは興味深い。レースでポイント争いをするためにベストを尽くすつもりだ」
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