ザウバーは、セルゲイ・シロトキンを2014年のテストドライバーに起用することを発表した。ザウバーは、ロシアとの契約の一環としてセルゲイ・シロトキンをデビューさせるとしていたが、2014年のドライバーとしてエイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスを起用することを発表。セルゲイ・シロトキンは、ワールド・シリーズ・バイ・ルノーに参戦しつつ、テストドライバーとして1シーズンを過ごすことになった。
セルゲイ・シロトキンのテストドライバー起用について、ザウバーのチーム代表カルテンボーンは「セルゲイとは8月から働いてきましたが、彼はF1の理解をさらに深めてきています。その次なるステップとして、彼はモータースポーツの最高レベルのテストドライバーという新しい役割を担います。我々の知る彼は集中力が高く、冷静で優秀なドライバーです。スーパーライセンスの取得を含め、今後も彼のサポートを続けていきます。我々の目標は引き続き、彼のF1デビューに向けて準備を進めることです」と述べた。テストドライバーに就任したセルゲイ・シロトキンは「僕にとってザウバーF1チームのテストドライバーになることは大きなチャンスだ。自分自身が成長できるように、このチャンスを最大に生かせるよう必死に取り組んでいく。F1はとても複雑なので、このようなチャンスを得ることが重要だ。でも、来年僕が一番力を入れていくのはか競争の激しいワールドシリーズ・バイ・ルノーになる。その先の大きなステップに進むための、さらに良い準備をする機会になるだろう」