ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、厳しいシーズンスタートでのエステバン・グティエレスのパフォーマンスに目を光らせてはいるが、まだジャッジするには早すぎると述べた。GP2で2シーズン過ごし、昨年3位でシーズンを終えて今年ザウバーでF1デビューを果たしたエステバン・グティエレスは、今年のグリッドで最も若い21歳のルーキー。
ここまでは予選14番手、決勝では12位が彼のベストリザルトとなっている。F1中国GPでは、ブレーキングを誤ってエイドリアン・スーティルに衝突し、次のF1バーレーンGPで5グリッド降格ペナルティを科せられた。モニーシャ・カルテンボーンは、エステバン・グティエレスが一貫性に苦労しており、まだ彼を評価するのは時期尚早であるとしつつも、ザウバーにはチャンスを無駄にしている余裕はないと認めた。だが、同時にザウバーのベストシーズンだった2012年と比較してのパフォーマンスの低下もグティエレスを評価する際には考慮されなければならないと述べた「多くのクルマのパフォーマンスに関連するものですし、4レースを終えただけで評価していかないように注意しなければなりませんが、そうですね、彼には目を光らせて、期待に応えられているかを見ていかなければなりません」だが、モニーシャ・カルテンボーンは、ザウバーはエステバン・グティエレスを完全に信頼していると述べた。「状況を克服し、それらを理解する彼の能力に疑いはありません」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。「だが、現時点で彼はパフォーマンスに苦労しています。彼にポテンシャルがあることはわかっているので、我々はそれを引き出すことに集中していかければなりません」「今は一貫性がありません。もちろん、ルーキードライバーを起用したときは、この段階でそれは期待できないと言えます。4レースを終えた時点でそのような評価を下すのはあまりに早すぎると思います」「あまり期待しすぎてはいけませんが、その一方でチャンスが限られてしまっているので、多くを期待していかなければなりません。そのバランスを取るのは非常に難しいです」「彼にチャンスを与えなければなりません。ですが、同時にチームは多くのチャンスがないことをわかっています。シーズン中のいかなることも将来の財政状況に直接影響してきます。タフな要求です」