ザウバーは、来年2人とも異なるドライバーを起用することになってもそれほど競争力には影響はないと考えている。2013年にセルジオ・ペレスがマクラーレンに移籍することが決まっており、小林可夢偉も期待された結果を出せていないことで将来は不確かな状態となっている。
ザウバーのシートには、フェリペ・マッサ、パストール・マルドナド、ハイメ・アグルスアリ、エステバン・グティエレスといった候補者の名前が挙げっているが、モニーシャ・カルテンボーンCEOはまだ最終決定はなされていないと頑なだ。モニーシャ・カルテンボーンは、ドライバーラインナップの一新はチームの勢いを損なわせる可能性はあるが、より重要なのは今年と同じくらい優れた2013年マシンを持つことだと述べた。来年2人の新しいドライバーを起用する可能性について「何も決めていませんし、何もはっきりしているものはないので、それは可能です」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。「しかし、特に今年のクルマによって、すでに競争力のあるクルマがあれば良いパフォーマンスを届けられることを示しているので、それについては心配していません」「若いドライバー、もしくは経験不足のドライバーの場合、事実上彼らには何も保証がないということを認識していなければなりません。彼らはミスをするでしょうし、それはポイントを失うということです。ですが、それは我々が選択してきたことです。でも、基本は良いクルマを持つことです」ザウバーは、テルメックスが2013年もスポンサーを継続することを発表しており、テルメックスが支援するGP2ドライバーのエステバン・グティエレスが最も強い候補者だと考えている。だが、モニーシャ・カルテンボーンは、エステバン・グティエレスはシートを保証されているわけではないと述べた。「我々は彼を鍛え上げてきましたし、それは我々がずっと言ってきたことです。彼のF1への道を準備することが彼に対する我々の義務です」「しかし、彼らが我々と繋がりがあるかに関係なく、1人のドライバーについてコメントをしていきたくはありません。ドライバーラインナップの発表は別ですし、まだ彼のF1への見とを準備する義務が我々にはあります」またモニーシャ・カルテンボーンは、2013年のシートについてミハエル・シューマッハといかなる会談も行わなかったことを明らかにした。「彼とは決して交渉していませんでした。そのようなオプションを我々に伝え、『これはどうだ?』と言ってきたのはむしろメディアです。皆さんが思いついた面白いアイディアが巡ってきた。そういうことです」