F1マレーシアGPでセルジオ・ペレスが優勝争いを繰り広げたザウバーだが、表彰台フィニッシュよりも一貫してポイントフィニッシュすることに集中している。ザウバーのモニシャ・カルテンボーンCEOは、開幕2戦のパフォーマンスにより期待は高まっているが、チームは現実的なままでいなければならないと強調した。
「我々は、すべてのレース週末でポイントを獲得し、(チャンピオンシップの)ポジションを大幅に改善させるという目標を基礎に置いています」とモニシャ・カルテンボーンはコメント。「前回のレースでの結果を見て、期待するのは普通のことですが、我々はマレーシアで全てがうまくいったという事実をかなり慎重に捉えています。今後のレースのベンチマークとして捉えるのは正しくないでしょう。ギャップは非常に小さいですし、それほど大きくはなくても、突然グリッドの後方に下がってしまいます」「ザウバーC31は速いマシンですし、前回のレースを見れば、異なるコンディションでも競争力があります。そのことは大きな自信を与えてくれます。多くのポテンシャがあることは確認できているので、それを最大限に生かす必要があります」モニシャ・カルテンボーンは、タイヤのウォームアップ特性は2011年ほど厄介ではなく、予選を改善させるという目標を達成できていると考えている。「まだ主要な問題は予選です」とモニシャ・カルテンボーンはコメント。「昨年、適切な温度でタイヤを働かせることはより大きな問題でした。今年はそれほど大きな問題ではありません」「良いスタート位置を獲得することに関しては、このマシンではさらに多くのポテンシャを引き出すことができます。ですが、良い結果を得るためにはすべてをまとめる必要があります。セットアップ、タイヤの使い方、ドライバーが完璧なラップをすること。そのような組み合わせに取り組む必要があります」