ザウバーは、2011年のF1日本GPで再びマシンに「我々の祈り、日本に届きますように。」という日本にむけた特別なメッセージをマシンに掲げて戦うことを発表した。小林可夢偉は、今年、唯一の日本人ドライバーとしてザウバーからF1に参戦。開幕戦オーストラリアGPで、ザウバーは3月11日に東日本大震災に見舞われた日本へのメッセージとして同じメッセージをマシンに掲載して戦った。
小林可夢偉は、F1日本GPに被災地の子供たちを招待。福島県南相馬市を中心に活躍する少女合唱団「MJCアンサンブル」のメンバーとその家族及び関係者の約60名を招待し、彼女たちはF1決勝前に行われるセレモニーで国歌を歌う。小林可夢偉は「このたび南相馬の子供たちにF1を見てもらうとともに、決勝前の国歌斉唱を彼女たちに歌ってもらえることになりました。当初は多くの被災者に来てもらおうと考えていましたが、F1興行の代表であるバーニー・エクレストンさんが3000人もの被災者を招待してくれるという素晴らしいプランを実現してくれたので、僕は日本人ドライバーとして、被災地の子供たちの歌を世界に届けることで、世界への感謝の気持ちと日本の元気と力を伝えたいと思います」とのコメントを寄せている。