エステバン・グティエレスは、ザウバーでのF1デビューを逃したことをやや不満げに語った。メキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレス(19)は、2011年のザウバーのテスト兼リザーブドライバーとして契約を結んでいる。しかし、セルジオ・ペレスが体調不良を訴えて出場を断念した金曜日、エステバン・グティエレスはカナダにいなかった。
その代わりにザウバーは、マクラーレンと慌ただしく交渉をまとめ、2010年にチームのレースドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロサを代役に起用した。ペドロ・デ・ラ・ロサは現在マクラーレンとリザーブドライバー契約を結んでいる。セルジオ・ペレスは、F1モナコGPの予選のクラッシュで大脳震盪と捻挫により入院していたが、9日(木)にFIAの医師から出走許可を得ていた。そのため、ザウバーにとってセルジオ・ペレスの欠場は予想外だったようで、午後のプラクティスでC30に乗り込んだペドロ・デ・ラ・ロサはマクラーレンのレーシングスーツを着用していた。母国メキシコにいるらしいエステバン・グティエレスは、自身のTwitterで、ザウバーが公式リザーブである彼に対して“透明性を欠いた”と不満を口にした。「ツイッターでニュースを知ったんだ」とエステバン・グティエレスは投稿。「モントリオールについては残念だ。チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)がすぐに良くなることを願っているけどね」「このような状況を防ぐための指示は何もなかった。準備はできていたのに」関連:セルジオ・ペレスが欠場、代役にペドロ・デ・ラ・ロサ