ザウバーは、F1マレーシアGPの決勝レースで、小林可夢偉が8位、セルジオ・ペレスはリタイアだった。小林可夢偉 (8位)「クルマもよかったし、チームも素晴らしい仕事をしてくれたし、今日チームとして最初のポイントを獲得できて本当にうれしいです。2ストップ戦略は少しリスクもありましたが、うまくいったと思います。レースで他とは違った戦略をとると、ライバルと違うペースで走るという難しさがあります。今日はマーク・ウェバーとミハエル・シューマッハとフェアでいいバトルを楽しむことができました」
セルジオ・ペレス (リタイア)「セバスチャン・ブエミのマシンから外れた何かがちょうど僕の前にきて、マシンのフロアにヒットした。消火器が破裂して、電気系が停止してしまった。マシンの感覚は良かったので、レースをフィニッシュできなかったのは残念だ。でも、新品タイヤのためにもう少し早めにピットストップすることもできたけど、僕たちは豪雨がくると思っていた」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「心配していた雨が降らなかったので、いろいろ波乱が起きそうだったレースが、結局はより通常に近いレースになった。チームとしては2ストップ戦略ができると思っていたので、その戦略をとることにした。レースタイムを考えると、2ストップ戦略と3ストップ戦略の差はかなり近いものだったが、自分たちのポジションをキープできると考えていた。スタートはドライバーふたりとも実力相応だったと思う。残念ながらセルジオは素晴らしいドライビングをしていた最中に、突然パワーを失ってしまったが、他のクルマが落としたパーツを踏んだとレポートしている。その時パワーが落ちているので、クルマにダメージがないか確認しなければならない。彼はいいポジションにいたし、戦略的にもう少しポジションを上げることができただろうから残念だった。一方、可夢偉の戦略はうまくいった。彼はタイヤを労らなければならないことが分かっていたし、ラップタイム的に一番速いわけではなかったが、それも2ストップ戦略で長いスティントを走らなければならなかったため。レース結果はチームにとって素晴らしいものだった。ともかくメルボルンの一件のあと、いくつかポイントを獲得できたことは嬉しいし、言ってみればこれが我々のスタートだ」関連:F1マレーシアGP:セバスチャン・ベッテルが2連勝!可夢偉8位!
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