ザウバーは“新時代の記念すべきマシン”としてカラーリングを一新した2017年F1マシン『C36』を披露。ゴールドのレタリングでF1における25周年を祝ったが、ブルーとホワイトのマシンにはほとんどスポンサーロゴがない。財政難に陥ったザウバーは、昨年、スイスの投資企業ロングボウ・ファウナンスに買収された。ブラジル銀行がスポンサーから撤退したことで、昨年のブルーとイエローのカラーリングは変更された。
新車C36のエアボックスサイドとドライバーの前面部分にはゴールドの文字で“25 years in Formula One”の文字が書かれているが、それがなければ、スポンサーに関してはほぼ白紙のキャンバスだ。昨年、ザウバーはブラジルGPでフェリペ・ナッセが貴重な2ポイントを獲得し、現在は消滅したマノーを追い抜いて11チーム中10位でシーズンを終えている。「ロングボウ・ファイナンスと共に、我々には再びコンペティティブとなり、F1でのこれまでの成功に戻る素晴らしいチャンスがあります」とザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは語る。「我々は新しいアプローチとともに我々自身を位置づけたい。我々はすでに将来の堅実な基盤を作り上げていくための第一歩を踏み出しています」モニーシャ・カルテンボーンは、ザウバーにはシーズンを通してC36を開発していくためのリソースが整っており、以前にいたミッドフィールド内のポジションに返り咲くことを目指していると語る。ザウバーは、BMWがチームを所有していた2008年のカナダGPで唯一の勝利を挙げている。今年、ザウバーはマーカス・エリクソンが続投。チームメイトはフェリペ・ナッセに代わって、パスカル・ウェーレインが務める。ザウバー、C36を発表 / 2017年F1マシン