佐藤琢磨と武藤英紀が、インディジャパン開催の発表会に出席。レースへの意気込みを語った。2004年のF1 アメリアGPで日本人最高位タイとなる3位フィニッシュを達成した佐藤琢磨は、今年からインディカーに参戦。佐藤琢磨はアメリカ特有のオーバルレースにも素早い順応を見せ、初めてのオーバルレースとなったカンザス・スピードウェイでの第5戦で早くも上位を走った。
「まったく新しいチャレンジで、多くを学び、サイド・バイ・サイドでのバトルやオーバーテイクを楽しんでいます」と目を輝かせながら語る佐藤琢磨は、新興チームのひとつであるKV Racing Technologyからの出走で、チームとともにトップレベルへと手を届かせようと戦っている。インディカー・シリーズ参戦3年目を迎える武藤英紀は、2008年に日本人ドライバーの歴代最高位となる2位フィニッシュを果たし、2009年にも3位で表彰台に上っている(ともにアイオワ・スピードウェイ)。その上、今年から武藤が所属するチームはNewman/Haas Racing。名門と呼ぶにふさわしい歴史と実績を持ったチームだ。武藤は、「今年は心機一転、再チャレンジするつもりでがんばっています。チームには手応えを感じていますし、マシンのフィーリングもいいです」と会場を埋めたメディアの前で話した。武藤英紀と佐藤琢磨、2人の日本人ドライバーは、「インディジャパンはとても重要なレース」と口をそろえた。武藤英紀は、「昨年、日本のファンの声援は本当に大きな力になりました。今年は三度目の正直。気負うことなく伸び伸びと戦いたいと思います。1人でも多くのファンに走りを見て欲しいです」と意気込みを語った。佐藤琢磨も、「開幕から多くを学び、手応えを感じているので、徐々に力を発揮していきたいです。インディジャパンでは満身の力を込め、最高のリザルトを求める戦いをしたいです」と、こちらも母国日本でのレースに向けた熱い思いを語った。2010年IZODインディカー・シリーズの第16戦INDY JAPAN 300mileの決勝レースは9月19日(日)に行われる。チケットは、5月29日(土)より一般発売される。
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