佐藤琢磨は、インディカー 第9戦 テキサスの決勝で優勝争いを繰り広げながらも残り5周で惜しくもリタイアとなった。テキサス・モーター・スピードウェイで行われたレインガード600は予想どおり“ワイルド”なレースとなった。なにしろ出走22台中、フィニッシュしたのはわずか9台で、そのときリードラップを走行していたのは6台に過ぎなかった。
248ラップのレース中、何度も上位争いを演じた佐藤琢磨は、残り5周となったところでスコット・ディクソンとターン1で接触し、リタイアに終わった。このとき佐藤琢磨はトップ3争いを演じていた。5週間連続で公式プログラムをこなしてきたインディカー・シリーズもテキサスを終えると短い休息に入る。第10戦エルクハートレークは現地時間の6月25日に決勝レースが行われる。佐藤琢磨「残念な結果でした。レース後半、マシーンはとてもいい状態でした。不運な状況だったと思います。右前方に1台のマシーンがいて、僕は前後輪がグリーンに乗ってボトミングしたため、そこからどこに行くこともできませんでした。コース幅を使い尽くしてしまったのです。すべてのマシーンがポジション争いをして動き続けていました。エキサイティングなレースだったことは間違いないので、あのような形で幕を閉じたことは残念です」(アンドレッティ・オートスポーツのプレスリリースより)関連:【動画】 インディカー 第9戦 テキサス 決勝ハイライト