佐藤琢磨は、インディカー第14戦ミドオハイオの決勝レースを22位で終えた。トラブル多発のプラクティスによって予選16番手と厳しい位置だった佐藤琢磨は、決勝向けのマシンセッティングでも大きな躍進を遂げることができなかった。それでもピットストップでウイングやタイヤのセッティングを変更して、マシンを少しでも速くするようにトライし、22位でゴールに到達した。
レースでは、インディカー・シリーズ参戦3年目のチャーリー・キンボール(Chip Ganassi Racing)が、キャリア初優勝を達成した。次のシリーズ第15戦は、アメリカ大陸を西へ横断し、カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のソノマ・レースウェイで開催される。佐藤琢磨 (22位)「グリップ感がなく、マシンのバランスもとても悪かったため、とても厳しいレースになっていました。路面コンディションが変化していく中、部分的に自分たちが速さを発揮できるところがあり、バランスが向上したときもありました。しかし、周りと比べると相対的にスピードが伸びていかず、終始非常に苦しいバトルを戦い続けていました。ピットストップではウイングやタイヤの内圧といったセッティングの変更を重ねましたが、期待した通りにスピードが伸びることはありませんでした。苦しい戦いでも学べたことはありました。しっかりとデータも残っています。次もロードコースサーキットでのレースなので、じっくりとデータを見直して、2回のテストを行い、今の状況を克服したいと思います」