佐藤琢磨は、第102回インディ500のレースをクラッシュによりリタイアで終えた。5月27日(日)、伝統のインディ500の決勝が開催された。前回大会のウィナーとして今大会に挑んだ佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は序盤はほぼその順位をキープして走行を重ねていた。
しかし、47周目。佐藤琢磨はターン3とターン4の間でジェームス・デイビソン(Foyt with Byrd / Hollinger / Belardi)をインから抜こうとしてアンダーステアになり、追突する形でクラッシュ。リタイアでレースを終えることになった。佐藤琢磨は「目の前の空気が変化し、コントロールを失ってクラッシュを回避できなかった」と語っている。この事故により、レースで最初のセーフティカーが導入された。