佐藤琢磨は、雨によって順延となった2026年インディ500予選について、「26番手出走でもチャンスがあった」と悔しさをにじませた。インディカーは、断続的な雨と雷の影響により、土曜に予定されていたインディ500予選初日を全面キャンセル。日曜に短縮フォーマットでトップ12、さらにファスト6までを一気に実施する異例のスケジュールへ変更した。
佐藤琢磨「コンディションは良くなると思った」佐藤琢磨は、中止決定時にはすでに路面が乾き始めていたこともあり、複雑な思いを口にした。「インディ500の今日は予選1日目、残念ながらキャンセルになってしまいました。今からちょうど2時間半クローズまであるんですけど、ちょうど走り切れるんですよね」「ご覧の通りの天気でもう乾き出しているので予選はできたということになるんですけど、残念ながら今から1時間前のインディカーの判断では厳しいということで、今日は1日サンダーストームというか雷絡みの雨を降っていたので、残念ながら予選はできませんでした」予選順は26番手。通常であれば不利にも見える順番だが、夕方に向けて気温や路面コンディションが改善する可能性もあり、佐藤琢磨は流れが向いてくる感覚を持っていたという。「自分としては今日これからハッピーアワーになるので、ちょうどだから5時半ですよね。たとえ26番手出走でも逆にコンディションが前半よりも良くなるから、これは来たと思ったんですけど、そんなにうまくはいかないですね」日曜は“暑さ”と一発勝負しかし、日曜は状況が大きく変わる。午前中にプラクティスが追加され、正午から予選開始。さらに高温コンディションが予想されており、後半出走となる佐藤琢磨にとっては厳しい条件になる可能性が高い。「明日は午前中にプラクティスセッションが設けられて12時から走りますので、自分はだいたい1時50分くらいの出走になるから、ものすごく不利なんですけど、しかもものすごく暑いらしいです」「でも今ちょっと色々施策を練っているので、それで全力で行くしかないかなと思っています」今年のインディ500予選は、全33台が最初のアテンプトを行った後、トップ12、さらにトップ6へと進む短縮フォーマットへ変更された。つまり、最初の4周アタックでミスをすれば一気に流れを失う可能性がある。佐藤琢磨も“一発勝負”になることを強く意識している。「明日はいろいろ状況が変わったので、まず全員が33台が最初のアテンプトを終えて、トップ12が入って、トップ12がトップ6になってという感じで予選が進んでいくので、もうワンチャンスしかないから、とにかくミステイクしないように、でも最高な走りができるように準備していきたいと思います」200mph超の世界で、わずかな風向きや路面温度が運命を左右するインディ500予選。順延によって条件は大きく変化したが、佐藤琢磨はその変化を受け止めながら、決戦の日曜へ向けて準備を進めている。
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