佐藤琢磨が、2020年のインディカー・シリーズ開幕戦セント・ピーターズバーグにむけた意気込みを語った。世界的な新型コロナウイルスの影響を受け、F1オーストラリアGPの中止が決定するなか、アメリカで開催されるインディカーも開幕戦を無観客および2日間に短縮したスケジュールで行うことを決定した。
佐藤琢磨は「開幕戦は無観客2日間にて短縮開催となりました。応援に来てくださる予定だったファンの皆さん(既に現地入りしている方も)には本当に申し訳ないのですが、レースは精一杯頑張ります。各々できる対策をしっかりと行っていきましょうね」とTwitterでコメント。また、公式サイトで2020年の開幕戦へむけて心機一転の気持ちを語った。「2020年のインディカー・シリーズ開幕戦、フロリダのセント・ピーターズバーグに来ています。本来であれば、金・土・日と3日間開催だったんですけども、今、世界的な状況がアメリカにももちろん影響してまして、2日間の短縮したスケジュール、それから、無観客、お客さんを入れない状態でレースをしなくてはならないことになりました。世界選手権を含めた多くのイベントが中止になっている中で、レースができて、日本のファンの皆さんにも放送でお届けできることは良かったと思うんですけど、それにしてもとても厳しい状況ではあるので、一刻も早く、この状況が解決することを願っています」「インディカーの方もだいぶ変わりまして、新しくエアロスクリーンが付きました。これによってドライバーの保護機能がものすごく高まって、次の世代のフォーミュラカー、要するにオープンコックピットのレースではスタンダードになるんじゃないかなと思うくらい非常にいい出来だと思います」「記念すべき開幕戦がいきなり出鼻をくじかれるように短縮バージョンなんですけども、冬の間、正直いってテストが順調かと言われるとそうではなかったです。いろいろと試したことがある中で、走れない、周回数が重ねられないと。そんな中で来てるので、条件はみんな同じとは言え、僕たちもベストを尽くしたいんですけど、どこまでできるかは正直わかりません。もちろんやる気はありますし、今年11年目の開幕戦になるんですけど、ベストなスタートダッシュを目指したいと思います」「シーズン変わって一新しました。スーツも変わりましたし、シャツもここ数年間続いていたブラックからネイビーに変わりました。キャップもだいぶ変わりました。かっこいいと思います(笑)。そんな中で、気分も一新、2020年のセント・ピーターズバーグなんですけど、この状況を吹き飛ばすくらい、いい走りをしたいと思いますので、30号車のクルーも非常に士気があがっているので、是非みなさんにニュースを届けられるように今週末も頑張りたいと思います。今週末もたくさんの応援をよろしくお願いします」