元F1ドライバーの佐藤琢磨は、日本には多くの才能のあるドライバーがあり、新たな日本人F1ドライバーが誕生するのは“時間の問題”だと語る。佐藤琢磨、2002年から2008年までF1で6シーズンを戦い、その間にジョーダン、BAR、スーパーアグリでドライブしたが、1回の表彰台しか獲得できなかった。
だが、その後インディカーに転向した佐藤琢磨は、2017年のインディ500で優勝するという偉業を達成。日本でスタートドライバーの地位を確立している。2週間に開催されたF1日本GPを訪れた佐藤琢磨は、全盛期ほどではないが、ホンダの存在とレッドブルの勝利のおかげで日本でF1は人気を保っていると海外メディアに語った。「日本では以前のような熱狂ではないしにろ、F1はそれなりに人気があります」と佐藤琢磨は Auto Hebdo にコメント。「ホンダの最近の勝利はそれを後押ししていますが、僕はそこが問題ではないと思っています。ファンは80年代や2000年代に起こったいた以外のものを望んでいます」「本当の解決策は、表彰台を争える日本人ドライバーです。彼らは小林可夢偉の後継者を5年間待っています」山本尚貴がその存在になれるかどうかは議論の余地がある。すでに山本尚貴は31歳であり、ホンダがサポートをしているものの、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリチャン・ホーナーは、トロロッソのレースシートには“基準に適合しない”と語っている。山本尚貴について質問された佐藤琢磨は「F1マシンに飛ぼ乗るのは決して簡単なことではないですし、状況は考えれば、彼はフリープラクティスで素晴らしい仕事をしたと思います」とコメント。「日本にはたくさんの才能があります。ですが、パズルのピースをすべてまとめられるかが課題です。スーパーフォーミュラはおそらくF1に最もよく似たカテゴリーであり、F1に日本人ドライバーが到達するのは時間の問題だと思います」