佐藤琢磨が、2010年シーズンへの展望を語った。お元気でしたか?元気ですし、体調もいいです。いつでも準備できるようにたくさんトレーニングしています。鈴鹿にはヘルメットを持ってきました。家族過ごす時間があるのは素晴らしいけど、レーシングができなくてとても寂しいです。もちろん、今シーズンの初めはほぼレースができそうだったわけですし、決定がとても遅くなって、そのときにはすべてが終わっていました。今でもF1への復帰、または参戦できる他のハイレベルなモーターレーシングを必死で探しています。それが主な目標です。
来年についてはどうですか?話はしている。今のF1では、ビジネスやすべてのことを予測するのが難しい。もちろん新チームの参戦は大きなチャンスですし、既存チームにももちろんチャンスはあります。本当に誰とでも話をしているし、F1だけでなくあらゆる可能性を探っています。来年の選択肢はいくつか持っていなければならない。1年半もレースから遠ざかっているのは長すぎるし、僕にとっても限界ですよ。半年くらいのブランクだけだったら、F1に集中していても問題はない。去年がそうでした。冬期テストに参加して完璧にうまくいったけど、そうはならなかった。とても不運だったと思うけど、諦めるつもりはありません。ほんとうにありとあらゆるドアをノックしるし、来年いくつかのドアが開けばとても嬉しいですね。インディカー・シリーズを観戦するためにもてぎに行きましたね?うん。インディ500にも行ったし、可能性はあるけど、僕はやっぱりの最高レベルで戦いたいし、それが目標です。僕にとってF1はやりかけの仕事なので、復帰したいし、競争力のあるパッケージをドライブしたい。僕には今、経験もあるしスピードもある。本当にそれができると思っています。今週末はとても辛かった。たくさんの思い出がある鈴鹿に来てレーシングができないのは苦しいです。でもパドックから少し長く離れすぎていたし、知り合いや影響力のある人たちと話す必要があると感じています。F1への情熱はまだあるのですね?もちろん、100%ありますよ。F1は僕がいた場所ですし、心の中にあります。でもさっきも言ったように、自分だけでは決められれない。たくさんの要素が関わっています。来年、望み通りに進まない場合は、他の選択肢を探さなくてはなりませんけど、今はプッシュする必要があるときです。うまくいかなくても、続けなくてはならない。ドアが100%閉じてしまうそのときまでは、そのドアを押し続けるつもりです。経験を持っていることはチャンスに役に立つと思いますか?そう思っています。最近のF1では経験が間違いなく役に立ちます。だから、僕にもチャンスがあると思っています。以前にあなたがチームの一員だったブラウンの今年の成功についてどう感じていますか?冬期テストで短い準備期間しかなかったという点で、彼らは印象的な仕事をしたと思うし、あのような信頼性とスピードでレースをしている。スピード面についてはわかっていました。なぜならスーパーアグリの頃から長い間開発していたのわけですからね。クルマが本物のチャンピオンシップマシンだったことがわかって、ホンダの人たちは満足でしょうし、それは良いことだと思います。彼らがもう関係していないのは残念ですが、チームとして彼らは素晴らしい仕事をしたと思います。ホンダは、ブラウンの優勝を見て、撤退を後悔するのではなくむしろ誇りに思っていいと思いますか?誇りに思っていいと思います。ホンダはずっとそういう会社だし、そう信じたいですね。スーパーアグリとしても誇りに思っています。重要なデザイナーやエンジニアの多くがすでにホンダに統合されていて、特に2009年の規約に合わせて、お互いにマシンの開発で協力していました。それが大成功しました。そういう意味では正しいことをしていたと思うし、僕たちがここにいないことは本当に残念です。あなたはジェンソン・バトンと一緒に仕事をしていました。今シーズンの彼のパフォーマンスをどう思いますか?強いマシンを与えられたとき、彼の能力を疑う人はいませんでした。2004年の僕たちは競争力があったし、スピードを示していた。彼の強さのひとつは一貫性ですし、彼はまさにそれを証明しています。チームメイトとしてはどうでしたか、厳しいチャレンジでしたか?チームメイトは間違いなく良いライバルですが、チームを一緒につくりあげる必要があるので、だからすべてを共有しなければならない。その点では、僕たちはうまくやっていたし、何の問題もありませんでした。もしF1でレースできない場合、何をしたいですか?それについてはあまり考えたくないです。でも、アメリカは僕が進む大きな選択肢のひとつです。でも、(F1で)すべてが閉ざされるまでは、(F1以外で)何をしたいかについて話したくないです。関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 - 2010年2月18日
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