山本左近が、ヒスパニア・レーシングのテスト兼リザーブドライバー契約を結んだ。この契約により、山本左近はグランプリ週末の金曜フリー走行にす出走するかもしれない。「この度、HRT F1チームに参加できることをとても嬉しく思います。新しいチームの一員になることはとても素晴らしいことですし、僕は金曜日のフリープラクティスにおいて、レースドライバーのために有益なデーターを取る事ができると思います」と山本左近はコメント。
「チーム一丸となって取り組んでいますし、それは僕も同じ気持ちです。
チームとチャンドック、セナ両ドライバーの最大限のサポートができるように精一杯頑張りたいと思います。
それと、僕はバルセロナに住んでいて、スペインは第2のホームのようなものなので、今回スペインのチームと一緒に働けることを誇りに思います」山本左近は、2006年と2007年にF1に参戦し、14戦に出走した。最初はスーパーアグリのフランク・モンタニーの後任として参戦し、そのあとはクリスチャン・アルバースとマルクス・ヴィンケルホックの後任としてスパイカーから参戦。2007年末にF1シートを失ったあとは、ルノーの開発ドライバーを務め、GP2に参戦していた。ヒスパニア・レーシングのコリン・コレス代表は、山本左近の存在がチームの後押しになってくれると考えている。「我々の2010年のテストドライバー兼リザーブレースドライバーとして山本左近と契約できたことをとても嬉しく思っている。バルセロナから始まるヨーロッパラウンドから、金曜日のフリー走行で走らせることによって、チームにとって力強いサポートとなり、我々は開発をより一段と進めることができると確信している」「左近と一緒に働けることを我々はとても楽しみにしているし、彼が加わったことで、HRT F1チームはF1パドックの中でもっとも国際色豊かなチームの一つになるだろう」