2014年に初開催が予定されているF1ロシアGPだが、同年に開催される冬季オリンピックの準備に支障をきたす場合は契約の延期も考慮されている。国際オリンピック委員会のスポークスマンは、ソチが同時期に2つのビッグイベントを開催することは「不可能だ」と懸念しており、ソチの市長はF1が2015年に延期される可能性があると認めていた。
ソチ五輪の組織委員長を務めるドミトリー・チェルヌィシェンコは、オリンピックを優先させることがプーチン首相の意向であることを明らかした。「州のリーダーが保証しているのは、2つのプロジェクトが衝突する懸念がある場合、開催組織とF1オーナーとの間の契約で一致しているのだが、初の(F1)競技が2015年まで延期される可能性があるということだ」とドミトリー・チェルヌィシェンコは述べた。「オリンピックが第一だ」だが、ソチのアナトリー・パホモフ市長は、「延期されるとは思っていない」と2週間前に述べている。「初レースが開催される1年前にはトラックの基本条件はほぼ完成していると考えている」