元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、2020年のF1サヒールGPに先立ってルイス・ハミルトンが新型コロナウイルスの陽性反応を示した際、代役を務めうためにメルセデスに電話をすることを検討したことを明らかにした。ルイス・ハミルトンの新型コロナウイルス感染によって、メルセデスはバーレーンでの第2レースに向けて、緊急でバルテリ・ボッタスと一緒にW11をドライブするドライバーの代役探しを強いられた。最終的にチームは、ウィリアムズF1のジョージ・ラッセルを起用している。
2016年にメルセデスで悲願のF1ワールドチャンピオンを獲得した直後にF1を引退したニコ・ロズベルグは、1回限りであれば元所属チームでF1復帰するというアイデアに誘惑されたと語る。しかし、ニコ・ロズベルグはF1ドライバーが必要とするトレーニングを続けていなかった。したがて、ロズベルフは約2周以上F1マシンを運転することはできなかっただろうと認める。YouTubeチャンネルでのジェンソン・バトンとのトークのなかでニコ・ロズベルグは「物理的に無理だっただろう」と語った。「あそこで電話をかけること検討したのは間違いないけど、私は物理的に無理だっただろう。絶対にね」「あのマシンで2周以上は走れなかったと思う。腕が岩のように硬直して、指が固まっただろう。2周もすれば、ハンドルを握ることもできかったと思う「ブレーキをかけたときに首が足の間に落ちたのは言うまでもない。頭を持ち上げることができなかただろう。それらのことGフォース、挑戦、特定の筋肉、腕の筋肉に必要な発達・・・それは危険と隣り合わせだ」ジェンソン・ボタンは、いくつかのヘビーブレーキングゾーンがあるバーレーンも体調が崩れたドライバーに独自の課題を提示したであろうと指摘。ニコ・ロズベルグもその意見に同意した。「ブレーキングでは、ステアリングホイールを押す必要がある。そうしないと、シートベルトに落ちるだけだ」とニコ・ロズベルグは付け加えた。「使う必要のある特定のものがたくさんあるし、それについて考えていたので、物理的にもまったくチャンスはなかった!」F1ワールドチャンピオンであるにも関わらず、ニコ・ロズベルグは、バーレーンの2つの週末の間の数日間にチームと300 kmの距離テストを完了することができなければ、いじれにしろF1スーパーライセンスの資格はなかった。しかし、ニコ・ロズベルグは、1回限りのF1出場以外にはまったく興味がないことを認めた。アブダビでW07を降りた日から、F1カーの走行距離がないため、シーズンを通して出場することを望んだことはないと語る。「明日バーレーンでバルテリのマシンを試してみることができるなら『それはとてもクールだ」と思うだろう。是非やりたいね」とニコ・ロズベルグは語った。「でも、『OK、今シーズンに戻るチャンスがある』と言われたら、『ノーサーンキュー、みんなどうもありがとう!』といった感じだね。セカンドライフにとても満足しているし、それはすべてが終わったことだ。充実している」
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